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共生社会 Ⅰ
共生社会とは何か
- 初版年月日
- 2016年10月
- 書店発売日
- 2016年10月10日
- 登録日
- 2016年9月3日
- 最終更新日
- 2016年10月13日
紹介
9・11同時多発テロ事件、3・11フクシマ原発大震災の衝撃を正面から受け止め、リーマンショックに象徴されるグローバル資本主義やISのテロリズムなども含意しながら、改めて「共生」および「共生社会」理念をより深く包括的な視点から意義づけ、位置づける。
目次
総論 〈共生社会〉理念の現代的意義と人類史的展望(尾関周二)
第Ⅰ部 〈共生社会〉理念のリアリティ
第1章 地域の再生と〈共生社会〉―世界システム・日本・地域をめぐるダイナミズム―(古沢広祐)
第2章 〈農〉の再生と〈共生社会〉―工業的農業の批判を軸に―(津谷好人)
第3章 グローバル化時代と共生社会―ナショナリズムの問題を中心に―(岡野一郎)
第4章 共生社会へのスタートと〈3・11〉―〈原発事故〉の〈現在〉と国民の責任―(吉田央)
第5章 ESDと共生社会の教育―〈持続可能性〉と〈多様性〉の教育―(朝岡幸彦)
第6章 持続可能性と共生社会―〈人間の持続〉と「自己完結社会」という視座―(上柿崇英)
第7章 西欧における共生社会理念の共有と可能性―「共生」と「コンヴィヴィアリティ」をめぐって―(オプヒュルス鹿島ライノルト)
第Ⅱ部 〈共生社会〉理念の学際的深化
第1章 〈人間と自然の共生〉理念の現代的意義と自然観の転換・共生社会の倫理―倫理学からのアプ ローチ(亀山純生)
第2章 共生社会理念の自然科学的枠組み―生物学からのアプローチ(木村光伸)
第3章 共生関係の認知と知性・共感・こころの理論―認知科学からのアプローチ―(武田庄平)
第4章 〈共生社会〉理念と〈承認〉をめぐる人間観の転換―哲学からのアプローチ―(片山善博)
第5章 日本近世社会の〈共生様式〉と共生社会―歴史学からのアプローチ―(武谷嘉之)
第6章 共生社会と土地の意義,社会観の転換―経済学からのアプローチ―(市原あかね)
第7章 共生社会の創造と〈農〉の意義―農学からのアプローチ―(中川光弘)
上記内容は本書刊行時のものです。