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獣医病理学者が語る動物のからだと病気 中村 進一(著/文) - 緑書房
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獣医病理学者が語る動物のからだと病気 (ジュウイビョウリガクシャガカタルドウブツノカラダトビョウキ)

自然科学
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発行:緑書房
四六判
228ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-89531-870-9   COPY
ISBN 13
9784895318709   COPY
ISBN 10h
4-89531-870-2   COPY
ISBN 10
4895318702   COPY
出版者記号
89531   COPY
Cコード
C0045  
0:一般 0:単行本 45:生物学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年11月
書店発売日
登録日
2022年9月23日
最終更新日
2022年11月24日
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紹介

動物の臓器や遺体を観察して病気を診断する、少し変わった動物のお医者さん「獣医病理医」。

知れば知るほどおもしろい動物のからだのひみつ、病気のふしぎについて、
動物の病気と死のエキスパートである獣医病理医ならではの視点で解説した一冊。

【本書のポイント】
●さまざまな動物の特徴的な臓器や病気について、独自の視点で解説。

 ・動物に多いがんって?
 ・猫は中毒になりやすい?
 ・カナリアは毒ガスを検知できる?
 ・ヘビの臓器はどうなっている?
 ・ワニの心臓は水陸両用?
 ・動物もぜいたくをすると痛風になる?

●実は身近に潜んでいる動物と人の感染症について紹介。ペットや家族、自分自身を感染症から守るための知識が満載。
●動物の死から声なき声を聞き、残された動物や人のために役立てる。獣医病理医の知られざる仕事内容を紹介。
●犬や猫といったペットを治療するだけではない、獣医師の社会的役割についても紹介。

目次

第1章 「獣医病理医」のお仕事
 1 「病理学」専門の動物のお医者さん
 2 病理解剖は突然に
 3 私たちの体をつくるもの
 4 病理と料理、結構似ている
 5 苦手だったことが仕事に
 6 病理検査をしても分からないことがある
 7 お肉のチェックから病気の診断まで
 コラム① 獣医師がいなくなったら……
 コラム② 病理組織標本(プレパラート)ができるまで

第2章 動物の病気とからだのしくみ
 1 動物によくあるがん「肥満細胞腫」
 2 伝染していくがん細胞 ─1万年の記憶─
 3 猫の中毒にご注意を
 4 動物によって起こりやすい病気が違うのはなぜ?
 5 ヒョウ柄のラクダ
 6 ガスザルってどんなサル?
 7 カワウソの尿路結石
 8 心臓は血管が発達してできたもの
 9 鳥類と爬虫類の痛風
 10 危険を知らせる炭鉱のカナリア
 11 ヘビは膀胱炎にならない
 12 虫も病気になる
 コラム③ 動物と無縁な人なんていない?
 コラム④ 獣医病理学的な「2メートル」のたとえ

第3章 動物の感染症に注意
 1 最強の感染症、狂犬病
 2 動物のコロナウイルス
 3 トキソプラズマ、猫を飼っていなくても要注意
 4 鳥に感染するカビ
 5 動物とは適度な距離感が大事
 コラム⑤ 病原体の種類
 コラム⑥ PCR検査って何?
 コラム⑦ 病理解剖のときの装備は厳重に

第4章 動物にも死因不明社会が到来?
 1 「死因は心不全」……それって本当?
 2 動物のための法医学「法獣医学」
 3 「死」を「生」へつなげる
 コラム⑧ ジビエを安全に食べるために
 コラム⑨ 動物を助けるだけが獣医師の仕事じゃない

著者プロフィール

中村 進一  (ナカムラ シンイチ)  (著/文

中村 進一
岡山理科大学獣医学部 獣医学科 病理学講座 講師
1982年大阪府生まれ。麻布大学獣医学部卒業、同大学院博士課程修了。博士(獣医学)。専門は獣医病理学および毒性病理学。京都市役所、株式会社 栄養・ 病理学研究所を経て、2022年4月より現職。2022年現在まで約16年間、動物の病理診断や病理学的研究に従事する。現職では様々な動物やヒトの病気に関する病理学的検索・解析を主な研究テーマとしている。病理解剖はヒト以外のすべての動物が対象。動物の病気や死体の専門家として、ブログ『獣医病理学者Shinのブログ』やTwitterにて、動物や科学にまつわる情報を発信している。

上記内容は本書刊行時のものです。