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獣医病理学者が語る動物のからだと病気
- 初版年月日
- 2022年11月
- 書店発売日
- 2022年11月22日
- 登録日
- 2022年9月23日
- 最終更新日
- 2022年11月24日
紹介
動物の臓器や遺体を観察して病気を診断する、少し変わった動物のお医者さん「獣医病理医」。
知れば知るほどおもしろい動物のからだのひみつ、病気のふしぎについて、
動物の病気と死のエキスパートである獣医病理医ならではの視点で解説した一冊。
【本書のポイント】
●さまざまな動物の特徴的な臓器や病気について、独自の視点で解説。
・動物に多いがんって?
・猫は中毒になりやすい?
・カナリアは毒ガスを検知できる?
・ヘビの臓器はどうなっている?
・ワニの心臓は水陸両用?
・動物もぜいたくをすると痛風になる?
●実は身近に潜んでいる動物と人の感染症について紹介。ペットや家族、自分自身を感染症から守るための知識が満載。
●動物の死から声なき声を聞き、残された動物や人のために役立てる。獣医病理医の知られざる仕事内容を紹介。
●犬や猫といったペットを治療するだけではない、獣医師の社会的役割についても紹介。
目次
第1章 「獣医病理医」のお仕事
1 「病理学」専門の動物のお医者さん
2 病理解剖は突然に
3 私たちの体をつくるもの
4 病理と料理、結構似ている
5 苦手だったことが仕事に
6 病理検査をしても分からないことがある
7 お肉のチェックから病気の診断まで
コラム① 獣医師がいなくなったら……
コラム② 病理組織標本(プレパラート)ができるまで
第2章 動物の病気とからだのしくみ
1 動物によくあるがん「肥満細胞腫」
2 伝染していくがん細胞 ─1万年の記憶─
3 猫の中毒にご注意を
4 動物によって起こりやすい病気が違うのはなぜ?
5 ヒョウ柄のラクダ
6 ガスザルってどんなサル?
7 カワウソの尿路結石
8 心臓は血管が発達してできたもの
9 鳥類と爬虫類の痛風
10 危険を知らせる炭鉱のカナリア
11 ヘビは膀胱炎にならない
12 虫も病気になる
コラム③ 動物と無縁な人なんていない?
コラム④ 獣医病理学的な「2メートル」のたとえ
第3章 動物の感染症に注意
1 最強の感染症、狂犬病
2 動物のコロナウイルス
3 トキソプラズマ、猫を飼っていなくても要注意
4 鳥に感染するカビ
5 動物とは適度な距離感が大事
コラム⑤ 病原体の種類
コラム⑥ PCR検査って何?
コラム⑦ 病理解剖のときの装備は厳重に
第4章 動物にも死因不明社会が到来?
1 「死因は心不全」……それって本当?
2 動物のための法医学「法獣医学」
3 「死」を「生」へつなげる
コラム⑧ ジビエを安全に食べるために
コラム⑨ 動物を助けるだけが獣医師の仕事じゃない
上記内容は本書刊行時のものです。