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場面と主体性・主観性 澤田治美(編集) - ひつじ書房
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ひつじ研究叢書(言語編) 第148巻

場面と主体性・主観性

発行:ひつじ書房
A5判
792ページ
定価 15,000円+税
ISBN
9784894768444
Cコード
C3080
専門 単行本 語学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年4月26日
書店発売日
登録日
2019年7月17日
最終更新日
2019年7月31日
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紹介

言語は、誰かが(主体、話し手)、誰かに(場面、聞き手)、何かを(素材)を語るところに成立する。言語の背後に在って言語形式を支えている、場面(コンテクスト)、主体・主観、視点、推意、前提、(素材の)概念化などを考慮に入れない限り、言語の本質に迫ることはできない。本書は、こうしたテーゼに基づいて言語研究をいっそう深化させるべく、30余名の国内外の第一線の研究者が寄稿した本格的な研究書である。澤田治美教授古稀記念論文集をも兼ねる。

【編者】澤田治美、仁田義雄、山梨正明

【執筆者】阿部宏、飯田隆、井上優、今仁生美、岡本芳和、加藤重広、久保進、佐藤恵、澤田治、澤田淳、杉村泰、高見健一、高山善行、長友俊一郎、野田尚史、林宅男、半藤英明、藤井聖子、堀江薫、益岡隆志、宮崎和人、宮下博幸、森山卓郎、和佐敦子、Karin Aijmer、Lars Larm、Candida de Sousa Melo、Daniel Vanderveken

目次

まえがき 仁田義雄
序論 澤田治美

I 場面 Situation

限定を表すとりたて表現が使われる場面と主体性・主観性
日本語とスペイン語の対照研究  野田尚史
発話場面を切り取る文法的手段の類型 「現実嵌入」の観点より  堀江薫
日本語「~てある」構文の話し手(観察者)と行為者 話し手・発話場面の重要性  高見健一
場面と意味概念化における文脈化・その複層性 引用構文の分析を通して  藤井聖子
親族名称の子供中心的用法の類型と場面、視点 対照語用論的アプローチ  澤田淳
英語における場所の前置詞 認知言語学と位相空間論の接点を求めて  今仁生美

II 主体性・主観性 Subjectivity

発話の主観性と構文のメカニズム 語用論的構文論に向けて  山梨正明
認知語用論と主体性 ポライトネスを中心に  林宅男
ムーアのパラドックス、思考動詞、主観性  飯田隆
矛盾文と「望ましさ」主観性について  阿部宏
日本語形容詞文と主観分化  加藤重広
係助詞の主観性  半藤英明
主観性から見た日本語受動文の特質  益岡隆志

III モダリティと証拠性 Modality and Evidentiality

モダリティと命題内容との相互連関  仁田義雄
What is happening to must in Present-day English?: A contrastive perspective on a declining modal auxiliary  Karin Aijmer
Modal concord in Swedish and Japanese  Lars Larm
日本語の証拠性と言語類型論  宮下博幸
モダリティーの主観化について 〈必要〉を表す文の場合  宮崎和人
英語法副詞と英語法助動詞の共起と話し手の心的態度について  岡本芳和
束縛的モダリティを表すneed to とhave to をめぐって 動機づけとメンタル・スペースの観点から  長友俊一郎

IV 命題・文に対する態度 Propositional and Sentential Attitudes

Logic and lexical semantics of propositional attitudes  Daniel Vanderveken
累加の接続詞とその論理  森山卓郎
「気持ちの言語化」の日中対照  井上優
The discourse-pragmatic properties of the Japanese negative intensifier totemo  Osamu Sawada(澤田治)
日本語の自動詞・他動詞・受身の選択 日韓中母語話者の比較  杉村泰
中古語の実在型疑問文をめぐって 『枕草子』を資料として  高山善行
「語り」におけるスペイン語直説法過去完了の機能  和佐敦子

V 言語行為と談話 Speech Acts and Discourse

モダリティの透明化をめぐって 疑似法助動詞have to を中心として  澤田治美
アイデンティティと同定 言語行為論における一つの説明  久保進
Meaning in the use of natural language  Candida de Sousa Melo
ドイツ語の談話標識Weißt du was?[ 英You know what?] の通時的発達 説教集、戯曲、小説、映画における言語使用から見る変化の経路  佐藤恵


あとがき  山梨正明
執筆者一覧

著者プロフィール

澤田治美  (サワダハルミ)  (編集

関西外国語大学・教授

仁田義雄  (ニッタヨシオ)  (編集

大阪大学・名誉教授

山梨正明  (ヤマナシマサアキ)  (編集

関西外国語大学・教授

上記内容は本書刊行時のものです。