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対話する保育のつくり方 加藤繁美(著) - ひとなる書房
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対話する保育のつくり方 (タイワスルホイクノツクリカタ) もう少し子どもたちを信じてみませんか もう少し子どもたちに任せてみませんか (モウスコシコドモタチヲシンジテミマセンカモウスコシコドモタチニマカセテミマセンカ)

教育
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ13mm
重さ 300g
208ページ
定価 2,000 円+税   2,200 円(税込)
ISBN
978-4-89464-316-1   COPY
ISBN 13
9784894643161   COPY
ISBN 10h
4-89464-316-2   COPY
ISBN 10
4894643162   COPY
出版者記号
89464   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年11月
書店発売日
登録日
2025年10月3日
最終更新日
2025年10月3日
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紹介

本シリーズⅠ『保育の中の子どもの声』では、保育における子どもの位置を問い直し、子どもを「人間」として尊重し、「市民」として位置づける新しい保育実践の創造を提案しました。続編となる本書は、保育カリキュラムに焦点をあてて、具体的に実践を創造する際に必要になる視点と道筋を論じます。カギは、子どもたちを信じるレベルを少し上げてみる、子どもたちに任せる範囲を少し広げてみることです。すると相互の関わりの中で、自ら育ち合う子どもたちの姿に出会うことが、きっとできるようになるはずです。

目次

はじめに

第1章 自分らしさは市民として尊重される生活の中で
1 保育における〈非対称的関係〉を問い直す
2 自分たちのことを自分たちで決める子どもの権利
3 対話とは自らの考えを訂正し合うこと
4 自己性と市民性は車の両輪のように
5 二歳児だって「対話する主体」に育っていく

第2章 対話する保育実践はプロジェクトとともに
1 農繁期託児所の実践から
2 幼児生活団のプロジェクト実践
3 プロジェクト実践への誘い
4 チームオリオン「二十一福神」への道
5 過程を大切にするプロジェクト実践

第3章 時代の中の子ども性と保育の役割
1 「泣き声」も「だだこね」も「市民」の声
2 幼児期を特徴づける「混同心性」と「子ども性」
3 「死んだごっこ」のジレンマ
4 課題としての「子ども性」
5 「子ども性」を保育カリキュラムの前面に位置づける
6 「子ども性」は三種類の「おもしろさ」にけん引されて

第4章 対話する保育カリキュラムのつくり方
1 乳児の保育は「おもしろさ」と「心地よさ」を基礎に
2 幼児期における「おもしろさ」の発達と保育の構造
3 「対話する主体」形成の課題と保育の構造
4 子どもの声と対話的関係に基礎を置くカリキュラム
5 生成するカリキュラムのために

著者プロフィール

加藤繁美  (カトウシゲミ)  (

(かとうしげみ)1954年、広島県生まれ。名古屋大学大学院教育学研究科博士前期課程修了。保育・幼児教育制度、保育実践の理論的・構造的研究に取り組む。博士後期課程在学中に山梨大学教育学部に着任、以降2018年まで在職、現在山梨大学名誉教授。2018年~2021年、東京家政大学子ども学部教授。おもな著書に『しあわせのものさし』(ひとなる書房、1999年)、『対話的保育カリキュラム〈上・下〉実践の展開』(同、2008年、2010年日本保育学会保育学文献賞受賞)、『記録を書く人 書けない人――楽しくかけて保育が変わるシナリオ型保育実践記録』(同、2014年)『子どもとつくる保育年齢別シリーズ(0~5歳児保育)』(監修、同、2011~2016年)『保育・幼児教育の戦後改革』(同、2021年)『保育の中の子どもの声』(同、2023年)他多数。

上記内容は本書刊行時のものです。