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出版者情報
朱子学化する日本近代
発行:藤原書店
縦22mm
447ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2012年5月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2012-07-22 |
東京新聞/中日新聞
評者: 平川祐弘(東京大学名誉教授) |
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紹介
福澤諭吉‐丸山眞男らの近代日本理解を批判。通説を覆す気鋭の問題作!徳川期は旧弊なる儒教社会であり、明治はそこから脱皮し西洋化する-という通説は誤りである!明治以降、国民が、実は虚妄であるところの"主体化"によって"序列化"し、天皇中心の思想的枠組みを構築する論理を明快に暴き出す野心作である。
目次
朱子学化する日本近代
儒教的"主体"の諸問題
朱子学の論理的始源
"朱子学的思惟"における"主体"の内在的階層性
"主体"と"ネットワーク"の相克
"こころ"と"ニヒリズム"
"主体"、"ネットワーク"、"こころ"、"ニヒリズム"
国体論、主体、霊魂
明治の「天皇づくり」と"朱子学的思惟"-元田永孚の思想
福澤諭吉における朱子学的半身
"逆説の思想史"が隠蔽したもの-丸山眞男における朱子学的半身
「主体的な韓国人」の創造-洌巖・朴鐘鴻の思想
司馬遼太郎の近代観と朝鮮観-朱子学理解をめぐって
白馬の天皇のあいまいな顔-儒教・カリスマ・近代
おわりに-日本近代とは何だったのか
上記内容は本書刊行時のものです。