版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
受動の主人公は、可能か? 菊川德之助(著/文) - 晩成書房
..

受動の主人公は、可能か? これまで語られなかった劇の主人公

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:晩成書房
A5判
244ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-89380-502-7   COPY
ISBN 13
9784893805027   COPY
ISBN 10h
4-89380-502-9   COPY
ISBN 10
4893805029   COPY
出版者記号
89380   COPY
 
Cコード
C0074
一般 単行本 演劇・映画
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年4月15日
書店発売日
登録日
2021年4月12日
最終更新日
2021年4月12日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

演劇作品における受動的主人公は可能か?──
演劇の主人公は劇的行動者であった──
受動の主人公はドラマを創り得たか──
宗教的に生きた作家に受動的主人公は造形できたか?──
三好十郎、田中千禾夫、遠藤周作、木下順二らを中心にして、
受動的演劇は可能かを問う──

目次

受動の主人公は、可能か?■目次

はじめに これまでに語られなかった受動の主人公

序章 受動的演劇への入口─外国演劇作品に見た受動の主人公
受動的主人公への起点─イギリスの劇作家、ウェスカー、ボルトとの出会い

第一章 日本における第二次大戦前の受動的演劇への考察
    ─劇作品と作者
岩野泡鳴「焔の舌」
中村吉蔵「牧師の家」
武者小路実篤「二十八歳の耶蘇」
芥川龍之介「暁」
倉田百三「出家とその弟子」
有島武郎「死の其の前後」
菊池 寛「敵討以上」
小山内薫「吉利支丹信長」・「ペテスダの池」
正宗白鳥「雲の彼方へ」
長田秀雄「澤野忠庵」
佐野天声「切支丹ころび」
木下杢太郎「和泉屋染物店」
久米正雄「三浦製糸工場主」
谷崎潤一郎「法成寺物語」
倉田百三「布施太子の入山」
有島武郎「聖餐」
菊池 寛「袈裟の良人」
高倉 輝「切支丹ころび」
藤森成吉「何が彼女にさうさせたか」
加藤道夫「天国泥棒」

第二章 日本における戦後の受動的演劇への考察─劇作品と作者
三好十郎「その人を知らず」
椎名麟三「第三の証言」
田中千禾夫「肥前風土記」
田中澄江「がらしあ・細川夫人」
遠藤周作「黄金の国」
矢代静一「宮城野」
人見嘉久彦「津和野」
木下順二「子午線の祀り」
井上ひさし「珍訳聖書」
別役 実「あーぶくたった、にーたった」
三好十郎「冒した者」
椎名麟三「生きた心を」
田中千禾夫「マリアの首」
秋元松代「常陸坊海尊」
遠藤周作「薔薇の館」
矢代静一「漂流の果て」
木下順二「白い夜の宴」
有吉佐和子「華岡青洲の妻」
水上 勉「はなれ瞽女おりん」
北村 想「寿歌」

閑話休題 「パトスの精神ということ」 大学院生に伝えたかった受動的教育

第三章 番外でない番外─原点としての外国作品
「オイディプス王」(ソホクレス)の劇構造──受動のドラマとしての視点

終章 受動的主人公を見つめたドラマの終章

あとがき

初出一覧
引用戯曲出典
参考文献
著者紹介

著者プロフィール

菊川德之助  (キクカワトクノスケ)  (著/文

1940年京都生まれ。「新派喜劇」と名乗る大衆演劇の座長であった父の影響で子供の頃から演劇に親しむ。同志社大学の演劇部に所属して、卒業後は劇団の養成所で訓練を受ける。仲間たちと劇団を創立するが、5年で解散。
実践から遠ざかり、ミニコミ誌や雑誌「新劇」、「京都新聞」などで劇評家として動く。1980年「京都演劇教室」の企画メンバーとなり、演技実習指導にあたる。1986年講座生と「創造集団アノニム」を創設。1989年(平成元年)から近畿大学の演劇芸能専攻設立時に教員、20年間勤務後2009年3月教授を定年退職。
現在、関西朗読コンテスト審査委員長。古典の日記念朗読コンテスト審査委員長。西日本劇作の会会長。東大阪中学・高校ワークショップ実行委員長。創造集団アノニムおよび地元劇団「シアター生駒」で演出・俳優。国際演劇評論家協会名誉会員。日本演劇学会会友。日本演出者協会会員。

上記内容は本書刊行時のものです。