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鹿児島から沖縄のヤムイモ、タロイモ、キャッサバ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2026年3月31日
- 書店発売日
- 2026年4月7日
- 登録日
- 2026年1月14日
- 最終更新日
- 2026年4月7日
紹介
「イモ(芋)」とは、そもそもどのような植物のことを言うのでしょうか。一般的に知られているイモ類は、世界の生産量の順にジャガイモ、キャッサバ、サツマイモ、ヤムイモ、タロイモなどです。わずか二行を読んでいただいただけでも、キャッサバ、ヤムイモ、タロイモ?聞いたことがないという読者の方も多いと思います。ジャガイモ、サツマイモももちろん今回対象とした九州南部から南西諸島において重要なイモ類ですが、あちらこちらで、多くの情報がありますので、本書では同地域でのヤムイモ、タロイモ、キャッサバについて説明することにいたします。
さて、最初に戻ってしまいますが、学問の世界ですらも、どの植物をイモと呼ぶのかはあいまいな部分があり、専門家の見解も必ずしも一致していません。一般的には、「植物の地下部が肥大し、デンプンを蓄積し、それを人間が利用する植物」ということになると思います。この範疇では、最初に上げた五種類のイモ類以外でも、葛粉の原料であるクズイモや食用カンナ、ユリの根、最近、少しずつ栽培も広がっているキクイモなどもイモの仲間ということになります。バナナの仲間でも、茎の基部が肥大し、そこに蓄積したデンプンを利用する種類があり、イモと呼んでよいことになります。鹿児島大学名誉教授の堀田 満氏は、世界中でこの基準でイモに入る植物は千種類近くになると報告しています。
これほど多く存在する知られざるイモについて今回は、前述した三つのイモ類についてご紹介いたします。
なお、本書の内容の一部は、これまで、鹿児島大学国際島嶼学教育研究センター、もしくは、その前身の組織から出版されている報告書や小冊子、書籍などの内容と重複している点があることはご容赦ください。
目次
鹿児島から沖縄のヤムイモ、タロイモ、キャッサバ
Ⅰ はじめに
Ⅱ ヤムイモ、タロイモ、キャッサバという名称
Ⅲ 熱帯産ヤムイモ、サトイモ、キャッサバの日本への来歴
Ⅳ ヤムイモ
1 ヤムイモとは何か
2 鹿児島県以南で栽培されるヤムイモは熱帯原産で二種ある
① ダイジョ(コウシャマン)
② 鹿児島県におけるダイジョの多様性
③ トゲイモ(クーガイモ)
Ⅴ タロイモ
① 茎を利用するサトイモ
② 畑地品種を利用した新しいサトイモ栽培方法(湛水畝たて栽培)
③ 奄美群島のタイモ
④ 沖縄県のタイモ
Ⅵ キャッサバ
Ⅶ 未来に向かって(伝統・在来作物の利用と保存)
Ⅷ 参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。

