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〈殺し〉の短歌史
発行:水声社
縦220mm
272ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2010年6月
- 登録日
- 2016年10月17日
- 最終更新日
- 2016年10月17日
紹介
短歌というメディアは、いかに"時代"と切り結んできたのか?1910年の大逆事件から、第2次世界大戦、戦後の政治運動を経て、21世紀の無差別連続殺人事件にいたるまで、この100年におよぶ"殺し"の近現代を、短歌という"方法"によって剔抉する。"短詩型新時代"の旗手たちによる画期的な論集。
目次
"殺し"の文学・考-総論にかえて
第1部 "殺し"の近代日本(大逆事件と近代日本-管野スガと明治天皇の歌をめぐって
心理学から"殺し"へ-明治三十年代、『児童研究』誌上の短歌に着目して ほか)
第2部 "殺し"の前衛たち(夢野久作「猟奇歌」の成立過程-東京、満洲、父・杉山茂丸
"殺し"と鎮魂の間-山中智恵子初期三歌集から ほか)
第3部 "殺し"の現在(六〇年・七〇年安保闘争のなかでの"殺し"の歌
"殺し"の歌の底にあるもの-現代女性を中心に ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。