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リアリズムの条件 : ロシア近代文学の成立と植民地表象
発行:水声社
縦220mm
338ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2009年10月
- 登録日
- 2016年7月10日
- 最終更新日
- 2016年7月10日
紹介
"書物に耽溺した者に亡霊がとりつく。「現実」という名の亡霊が。(…)構造主義以降の批評は、二十世紀末葉、不可避の帰結として、「現実」に復讐される。テクストの外部が、ハイカルチャーの外部、あるいはヨーロッパの外部というかたちで回帰"するのだ。十九世紀ロシア・リアリズム文学の成立をその植民地表象、とりわけカフカス地方のそれをとおして分析しつつ、"テクスト"と"現実"との相関の現在に介入を試み、ポストコロニアル批評の彼方をめざす気鋭の野心作。
目次
内部と外部
第1部 植民地表象の諸主体(見る主体の変容
知の主体の変容)
第2部 植民地と社交界(表象の約束事性とアイロニー
衣装と真実)
第3部 植民地表象と「現実」(個別性と一般性
表象の「現実性」)
リアリズムとアイロニー
上記内容は本書刊行時のものです。