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新版 北海道をマーケティングする
輸出専門商社である「北海道株式会社」の設立を願って
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年11月8日
- 書店発売日
- 2024年11月22日
- 登録日
- 2024年11月21日
- 最終更新日
- 2026年4月21日
紹介
北海道は、地域経済活性化のために、もっぱら外国への輸出志向の「商社機能」を有し、「特別目的株式会社」としての組織特性を持ち、企画・販売を専業とする「北海道株式会社」を作る必要がある。
経営学の一分野であるマーケティングを長年研究してきた著者が、その立場から考えた北海道経済の活性化への二つの提言を収めた。
2007年刊行「北海道をマーケティングする」の新版。
目次
はじめに
第1章 北海道の今
1-1 やはり地域格差はある
1-2 夕張市の財政破綻
1-3 北海道は何とかならないのか
第2章 北海道はどういう歴史をたどってきたのか
2-1 明治以前の北海道は交易中心地域だった
2-2 北海道の産業構造形成の歴史
2-3 水産業の発達と松前藩
2-4 北前船について
2-5 ペリー来航とその波紋
2-6 北海道開拓のはじまりの一つの問題
第3章 北海道はどうなっているのか
3-1 行政区域としての北海道地方と市町村自治体
3-2 北海道の特性をあらわす指標
3-3 道民の生活はどうなっているか
3-4 北海道内には格差はあまり見られない
3-5 北海道の経済構造では第二次産業が弱い
3-6 北海道では商業、特に卸売業の劣勢
3-7 北海道の貿易の現状
第4章 これまでの北海道への提言にはどのようなものがあったか
4-1 道産子経営者にはもっとビジネス感覚が必要
4-2 加工品にしてもっと付加価値をつけるべきだ
4-3 これからは直販の時代だ
4-4 北海道は常に国の政策と連動すべきだ
4-5 北海道は独立した方がよい
4-6 北海道改革論
4-7 出来る限り大きいことをやるべし
第5章 経済活性化策を成功させた事例
5-1 地域経済活性化と国際化
5-2 現在の北陸地方の経済活性化に学ぶ
5-3 北欧諸国の経済活性化方式からも学ぶ
5-4 北海道経済活性化における道産品の輸出振興について
第6章 私の提言・北海道をマーケティングする
提言1 北海道経済活性化はオール北海道で
6-1 道の「北海道総合計画」の策定について
6-2 ハーシュマンの「経済発展の理論」の活用
6-3 道産品の海外における人気度を見る
6-4 道産品をもっと出していくために必要なこと
6-5 「北海道株式会社」の設立
6-6 これまでの地方自治体の実践から学ぶ必要がある
6-7 「北海道株式会社」ではマーケティングを実行
6-8 「北海道株式会社」は、「特別目的株式会社」
6-9 道産品の市場はどこか
6-10 道産品の移輸出拡大の可能性
6-11 物流は海上輸送
提言1のまとめ
提言2 中心市街地に「ツドウ広場」を
6-12 街づくりは市町村で
6-13 中心市街地も商店街も寂れている
6-14 一冊の本、『商店街はいま必要なのか』
6-15 北海道には高齢の一人暮らしが多い
6-16 日本における街づくりの例
6-17 地域の商店街は買い物の場ではない ―「パラダイム転換」が必要―
提言2のまとめ
おわりに
著者略歴等
前書きなど
はじめに
本書は学術書ではありません。中々盛り上がらない北海道経済をどうしたらよいかについて、これまで約三〇年間にわたり私が考えてきたことの説明であることをあらかじめお断りしておきます。
(中略)
平成一九年発行の『北海道をマーケティングする』の「はしがき」では、以下のように書きました。
(中略)
本書における私の提言は「経済活性化」と「街づくり」の二つです。つまり、北海道の将来を考えるとき、この二つの問題に集約できるのであり、また、この二つの問題を効果的に解決することなしに、北海道の将来はないと思っています。
そして、以上を総合すると「北海道をマーケティングする」となります。
「薑桂之性」ということ
最初の『北海道をマーケティングする』の発行から一七年経ちましたが、自分としては現在もこの気持ちは変わっていません。
「薑桂之性」(年老いて気性がますます強固になる、持って生まれた性質はなかなか変わらないという「宋史」由来の四字熟語)に過ぎないとか、「年寄りの冷や水」とか言われようと、これまでの自説を曲げないつもりです。
再び、本書でその点を新しく得た資料などを加えて述べてみたいと思っています。大方の叱声を頂ければ幸いです。
令和六年五月 例年になく早く桜が咲いた札幌にて
黒田 重雄
上記内容は本書刊行時のものです。
