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枕草子の日本三名泉 榊原温泉 松田 忠徳(著) - 中西出版
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枕草子の日本三名泉 榊原温泉 (マクラノソウシノニホンサンメイセン サカキバラオンセン)

スポーツ・健康
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発行:中西出版
四六判
縦188mm 横130mm 厚さ16mm
重さ 332g
302ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-89115-429-5   COPY
ISBN 13
9784891154295   COPY
ISBN 10h
4-89115-429-2   COPY
ISBN 10
4891154292   COPY
出版者記号
89115   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年3月1日
書店発売日
登録日
2024年2月16日
最終更新日
2024年3月2日
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紹介

清少納言「枕草子」に讃えられた開湯二千年、榊原温泉を知る

日本一の温泉教授と地元を知り尽くした爺(じじい)が隅々まで書きました。
神宮が伊勢の地に祀られてから湯垢離(ゆごり)に必要な温泉でした。
江戸時代には藩営の湯治場で栄えた稀有な歴史の温泉です。(帯文より)

北海道の洞爺湖温泉に生まれ、“温泉教授”の異名を持つ温泉研究の第一人者と、
三重県の榊原温泉で産湯を使い、名湯の由縁を知り尽くした郷土史家による、
知られざる名湯「榊原温泉」の歴史と湯の効能、人の温もりを伝えるための一冊。

目次

はじめに

第1章 産声を浴びたら、歴史ある名湯だった
第2章 榊原温泉ゆかりの人びと
第3章 榊原温泉の爺の「日々想々」
第4章 榊原に伝わるむかし話
第5章 「温泉大明神」として慕われてきた射山神社
第6章 元祖「日本三名泉」榊原温泉 ~温泉と禊の深い関係
第7章 榊原温泉の潜在的な「温泉力」を科学的に解き明かす
第8章 入浴モニターによる実証実験から、榊原温泉の効能、その“底力”を解剖する

参考文献
あとがき

前書きなど

はじめに
 温泉は私の生活の一部として普通にありました。生まれてすぐ温泉だったのです。
 わが家には風呂がなく、すぐ近くの日帰り温泉が日常のお風呂でした。
 今から百年余り前に新しく湧きだした榊原新温泉です。
 生まれたての温泉が、あふれるように直接丸い浴槽に注がれていました。
 その温泉は浸かるとお湯はしっとり、肌をさするとツルツル、それが温泉だと思っていました。でも大きくなって他所(よそ)の温泉に行ってみると、それぞれ違った肌の感触です。どこの温泉に行っても自慢があって、その効能などを聞かされます。
 効能は温泉教授の松田忠徳先生にお任せして、地元の温泉を専門家でもわからない裏通りの温泉を紹介させていただきます。
 本は読むことはあっても書くことは初めてです。同じ文言が重なったり、読みづらい所も多々あると思いますがお許しください。
(中略)
 松田忠徳先生という専門家と、ど素人の書く榊原温泉で、ほんとうに知られていない榊原温泉が、少しでも知っていただければいいなと、初めてペンを持ちました。
 また第3章の「榊原の爺の日々想々」は、週刊新聞「三重タイムズ」(三重県津市)に掲載されたものです。
 温泉の、その効能は文字で書けますが、お湯の感触や人の温もりまでは書き表せません。古代から湧く温泉で、この温泉を使った禊ぎなど、知っていただくのは肌で感じていただくことです。
 ちょっと不便な場所ですが秘境でもありません。この本と併せて榊原温泉を確かめてください。
増田 晋作

著者プロフィール

松田 忠徳  (マツダ タダノリ)  (

温泉学者、医学博士、文学博士、旅行作家。
 1949年、北海道の洞爺湖温泉で産湯に浸かり、中学入学まで温泉街の混浴の共同湯で育った。
 国内外で大学教授を歴任し、現在はモンゴル国立医科大学教授、グローバル温泉医学研究所所長。日本で初めて温泉を学問として捉え、“温泉教授”の異名で知られる「温泉学」という分野を切り拓いた温泉研究の第一人者。温泉文化論、温泉観光学、温泉医学と、その活動は多岐にわたる。
 著訳書は約150冊に及び、主な著書に『江戸の温泉学』(新潮社)、『温泉教授・松田忠徳の古湯を歩く』(日本経済新聞社)、『温泉はなぜ体にいいのか』(平凡社)、『温泉教授の湯治力』(祥伝社新書)、『全国温泉大全』(東京書籍)など。DVD『温泉教授・松田忠徳の日本百名湯』全10巻(日本経済新聞社)もある。
 榊原温泉には25年以上、足げく通い、その歴史、文化、温泉分析、入浴モニターによる実証実験など、さまざまな調査、研究を行ってきた。

増田 晋作  (マスダ シンサク)  (

郷土史家、エッセイスト。
 1938年2月の寒い日に、母親のお腹から冷凍(?)のまま生まれ、地元三重県の榊原温泉の産湯で解凍され、86年が経過。
 幼少の頃からのラジオ少年で、それが高じて東海ラジオ放送技術部を振り出しに社会進出。その後、長男が故に故郷に戻され、榊原温泉郵便局長、榊原公民館長を歴任。退職後は公民館講座「榊原ものしり講座」の講師、榊原小学校地域コーディネイター、学校運営協議会委員などを年甲斐もなく続けている。また2009年に「榊原温泉ふるさと案内人の会」を組織し、楽しく活動している。もちろん健康のために、榊原の朝湯と飲泉を日課としている。
 地元の「三重タイムズ」紙に、コラム「里の詩(うた)」を毎週連載中(https://www.zc.ztv.ne.jp/shin/00/uta/index.html)。また「榊原温泉ホームページ」で、2022年3月まで13年半続いた人気のブログ「吾作(ペンネーム)の榊原温泉だより」を読むことができる。
 本書は人生初の単行本で、本の装丁から帯作りまで、こちらも存分に堪能した。

上記内容は本書刊行時のものです。