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路地裏探索 道草画報 松本 浦(著) - 中西出版
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路地裏探索 道草画報 (ロジウラタンサク ミチクサガホウ) 松本浦作品集 (マツモトウラサクヒンシュウ)

芸術
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発行:中西出版
A5横判
128ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-89115-390-8   COPY
ISBN 13
9784891153908   COPY
ISBN 10h
4-89115-390-3   COPY
ISBN 10
4891153903   COPY
出版者記号
89115   COPY
Cコード
C0071  
0:一般 0:単行本 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年12月23日
書店発売日
登録日
2020年12月16日
最終更新日
2020年12月23日
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紹介

よみがえる! 懐かしき時代の風景

昭和に見かけた家並み。
今なお、路地の片隅に存在している、未だ存在感を放ち佇む建物たち。

札幌駅から中心部、電車通、狸小路。北海道内の港町や炭鉱、そして東京の街角で。
時代のひだに消えゆく街並みを描き溜めた取材(スケッチ)の足跡から、未発表作品を含む61点を収録。
映画館勤務の後、挿絵画家として活動してきた松本浦の初めての作品集。

目次

札幌
▼まちの始まり
1,エドウィン・ダン記念館
2,真駒内用水
3,日本基督教団札幌教会
4,北大植物園博物場
5,北大モデルバーン
6,ジェラトーニ基地
7,キッチンバロン
8,元祖・雷除け志ん古
9,八紘学園農産物直売所

▼札幌駅から中心部へ
10,阿部邸
11,石の蔵ぎゃらりい はやし
12,高城商店
13,4丁目会舘
14,しゃみ靴店の冬
15,中島公園ボート乗り場
16,中野商店
17,すすきのタクシー乗り場

▼電車通界隈
18,ササラ電車がゆく
19,京ちゃんの店
20,味楽
21,中橋邸
22,ゆりや食堂
23,御幸交番の春
24,一条まるふじ
25,てまひま
26,第2三谷ビル
27,創成橋と市電南一条線
28,北海道神宮頓宮

▼狸小路三業大学
29,狸小路を見下ろす
30,狸小路市場
31,狸小路の青空
32,五衛門ラーメン
33,しら菊
34,狸小路三業大学

北海道内
▼港町
35,室蘭 絵鞆小学校
36,室蘭港ナイトクルージング
37,大町交差点
38,藤田商店
39,裏濱町の路地
40,釧路一望
41,釧路川河口
42,小樽花園町路地
43,小樽水天宮参道
44,線路から水天宮を
45,函館漁港 船入澗防波堤
46,苫小牧 第一洋食店
47,古平 中央旅館

▼炭鉱
48,住友奔別炭鉱
49,夕張支線
50,幌内 カナヤ薬房

▼映写機たち
51,フジセントラル
52,ゼネラル映写機
53,三和精機の移動式映写機

道外への旅
▼東京
54,墨田区 礼服のカドヤ
55,北区王子 さくら新道
56,神田のクリーニング店
57,文京シビックセンターから

▼旅行記
58,松山市 道後温泉
59,富山市 牛島閘門
60,富山県 南砺市城端 立志坂
61,長崎市 三上造船所

前書きなど

あとがき
 会社勤めから独立してより、無名乍ら今日までいくつかの雑誌や新聞などに挿絵を描き散らしてきたが、このたび中西出版の方々の薦めもあり、今までの仕事を一旦纏められる機会を得た。
 これにあたり、過去数年分のスケッチブックを押入れから引っ張り出して見返したが、古い絵は片端から捨て去る性分につき、遡るほど恥ずかしいシロモノばかりで自らの中途半端な画業に改めて愕然とした。
 その後も度々選定の手が止まったが、過去の仕事を見返して下手だと思えるのは幾許かの成長があったと捉え、勘違いでもまだ僅かな伸びシロがあると考えたい。
 これまで、観光地やよく画題にされる風景よりも、あまり人に顧みられないような建物や路地を訪ねてきた。明日には消えてなくなる夏の露店の如き儚さこそ描き取りたい。以前スケッチ中に話しかけて来た京島の床屋によると、「どうやら人間には古い事物を記録しておきたいという根源的な欲求がある」ようだ。また、そういう道は自らの来し方にも重なる気がするので、初の画集のタイトルを「道草画報」とした。
 掲載にあたり、キャプションは取材当時のものを元に加筆訂正した。現在では廃されたり消失した場所も多くあるため、敢えて詳細な住所は明記していない。気になる方はこの画集を手に歩かれたい。
(後略)
松本 浦  2020年12月

著者プロフィール

松本 浦  (マツモト ウラ)  (

狸小路三業大学卒業後、映画館勤務を経てフリー。以後、挿絵描き。消えゆく町並みや古き建物を描き溜めている。札幌市内にてスケッチ教室を開催。

上記内容は本書刊行時のものです。