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2人の黒マリアとイエスの娘サラ 菊地 芳彦(著) - 中西出版
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2人の黒マリアとイエスの娘サラ (フタリノクロマリアトイエスノムスメサラ)

文芸
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発行:中西出版
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ19mm
重さ 515g
354ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-89115-357-1   COPY
ISBN 13
9784891153571   COPY
ISBN 10h
4-89115-357-1   COPY
ISBN 10
4891153571   COPY
出版者記号
89115   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年12月9日
書店発売日
登録日
2018年12月25日
最終更新日
2019年10月2日
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紹介

マグダラのマリアがマデリンに姿を変えてこの世に出現した

マデリンは元のマグダラのマリアに戻って、現在エジンバラのロスリン村のシンクレア家のフリーメーソン・チャペルの地下墓室で永遠の眠りについている。
イエスとマデリン、いえマグダラのマリアの幼女サラは今後どうなるのか。
(帯文より)

「今回の小説は憑依現象と生まれ変わり現象ということになりますが、憑依とは聖なる狂気なのか、統合失調状態の人の幻視・幻聴なのでしょうか。宗教の教祖や預言者はトランス状態で幻視・幻聴を体験したのでしょうか。人は死後ある期間を経て生まれ変わりとして、受肉してこの世に現れ進化し再び他界に行き、これを多数回繰り返すことにより神仏の世界に安住するとも言われています。」(著者あとがきより)

目次

マデリンの前世療法
マデリンと父、そしてビルキス女王
月の宮殿のビルキスとマデリン
ビルキスの秘密の神殿とマデリンの父
ビルキスの神、ソロモンの神
黒マリアとなったビルキス
ビルキスの遺伝子
神の遺伝子とマデリンの父の遺伝子
聖櫃とマデリンの聖痕
神の聖別とマデリンの目覚め
レンヌ・ル・シャトーのマデリン
神の墓へ至る道
マデリンの変容
マデリンと神との対話
マデリンの消滅
イエスの子
イエスの父親
マデリンの子、サラ―イエスの子
サラの誕生に至るまで
サラの誕生、聖母マリアとの邂逅、そしてマデリンの失踪
マデリンとイエスの子サラが娘まりあの養女となるまで
サラの幼年時代
ヴァチカンへの道
ヴァチカンからポンペイへ
ポンペイから日本へ
サラの決意、そして世界の破滅
参考文献
あとがき

前書きなど

あとがき
 この小説は私達夫婦の亡き両親、長男のための鎮魂の物語であり、非業の最期を遂げたイエス・キリストの娘、ダビデ家の王女サラをお預かりしている喜びの物語です。
 喪失体験に遭遇した人間の悲しみ、悩みを癒し、立ち直らせてくれるのは何でしょうか。人間に限らず生物全ては生まれてから必ず死へ向かう悲しい、弱い存在です。しかし高等生物である人間はネアンデルタール人が死者を畏れ、敬うという行為をはじめとして死後の生、霊魂の存在を信じる様になりました。無神国民と見なされている一般的な日本人でも、亡き家族のために毎日仏壇で手を合わせ、お寺や神社にお参りに行くという行為は、正に死後の世界、霊魂を信じているからにほかなりません。日本人は無神国民ではないと思います。
 私がこの様な小説を書く動機となったのは、冒頭に記載の喪失体験の他に、元来私が古代歴史、神話に興味を持っていたことと、私の職業にあります。私は既に後期高齢者となっている整形外科医で、二十八年間の開業医生活のあとに現在はリハビリ病院病棟の専従医として多数の患者さんの臨終の場に立ち会ってきたという体験があります。正に生と死の狭間という、死に臨む臨死という状態で人は何を感じるのでしょうか、或いは何も感じることができない無意識の状態にあるのでしょうか。医師によっても死後に対する見解には種々あります。
(中略)
 ヨーロッパやアメリカの国民性、社会、文化を理解するためにはキリスト教の理解が必須といわれています。キリスト教の新約聖書では歴史上のイエスと神話上のイエスに関わる謎とミステリーが混然一体となり、百人の研究者がいれば百人の仮説があると言われる様に謎とミステリーの宝庫です。旧約聖書では聖書考古学の発展で旧約聖書に記載されている事象が事実であったのかどうかの検証が進んでいます。新約聖書に関わる事象でも聖書考古学、新しい資料の解明、発見で更にイエス、マグダラのマリア、イエスの娘サラの真実が明らかになることを期待しています。私のキリスト神話研究の道はいつ終わるのでしょうか。

著者プロフィール

菊地 芳彦  (キクチ ヨシヒコ)  (

整形外科専門医。
1942年北海道苫小牧市生まれ。1967年北海道大学医学部卒業後、同大学病院を経て1973年より苫小牧市王子総合病院勤務。
1978年~2006年の開業後、現在は平成醫塾苫小牧東病院に勤務中。

上記内容は本書刊行時のものです。