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北海道美術50 北海道立近代美術館(編) - 中西出版
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北海道美術50 (ホッカイドウビジュツゴジュウ) 学芸員が語る名品のヒミツ (ガクゲイインガカタルメイヒンノヒミツ)

芸術
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発行:中西出版
A5判
縦210mm 横149mm 厚さ9mm
重さ 298g
119ページ
並製
価格 1,200円+税
ISBN
978-4-89115-338-0   COPY
ISBN 13
9784891153380   COPY
ISBN 10h
4-89115-338-5   COPY
ISBN 10
4891153385   COPY
出版者記号
89115   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年8月
書店発売日
登録日
2017年8月10日
最終更新日
2017年8月28日
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紹介

北海道立近代美術館の名品50作品の鑑賞の楽しみ方を、学芸員がご案内。
これまでの名品図録とはひと味もふた味も違うおもしろさがたくさん詰まった一冊。
「そうだったのか!」の連続で、もっと美術が好きになること間違いなし!

北海道立近代美術館の開館40周年を記念する図録は、作品研究の成果を前面にしつつも“読んで楽しめる”コレクション画集。
15人の学芸員が、セレクトした名品50点のぜひ知っていただきたい鑑賞のポイントを、それぞれのスタイルでご紹介します。

目次

北海道美術のチチェローネ

01_谷文晁 印《蝦夷山水器物図巻》…旅する絵巻-200年前の北海道にようこそ
02_蠣崎波響《花鳥人物図屏風》…松前に応挙と呼ばれる男がいた
03_林竹治郎《朝の祈り》…わが家は祈りする家
04_中原悌二郎《若きカフカス人》…未完成の傑作
05_俣野第四郎《良子之像》…25歳で夭折した画家
06_筆谷等観《春寒賜浴》《夜遊之図》…大正期の日本画潮流に挑む
07_北上聖牛《晴間》…自然のいとなみ、その一瞬の輝きを切り取る
08_能勢眞美《緑庭》…風景を描く、風土をとらえる
09_三岸好太郎《飛ぶ蝶》…感覚を研ぎ澄まし、即物的に詩(うた)う
10_小川原脩《雪》…そびえる山頂が、人間の危機を見下ろす
11_本間莞彩《黄昏》…札幌の「らしさ」を描く風景画
12_山口蓬春《向日葵》…花たちの心の機微を描く
13_木田金次郎《青い太陽》…“色線”で描く自然の実相
14_難波田龍起《軌跡》…内面のダイナミズムを、線に託す
15_小森忍《雪結晶文花瓶》…やきもので北の大地を表現
16_一原有徳《SON・ZON》…“版画”を超えた、版表現
17_米坂ヒデノリ《呼ぶ》…名もなき人の、魂の叫び
18_赤穴宏《作品(B)》…重厚感ある抽象画
19_片岡球子《阿波風景》…戦後日本画壇の異端児、過渡期の重要な一点
20_三岸節子《摩周湖》…エメラルド・グリーンに輝く神秘の湖
21_栗谷川健一《スキーの源流》…オリンピックを招き寄せた一枚
22_渡会純价《オモチャの時間》…懐かしさの秘密
23_神田日勝《室内風景》…夭折の画家が描く現実/非現実
24_岩橋英遠《憂北の人》…北海道の名付け親、松浦武四郎を描く
25_田辺三重松《昭和新山》…強烈な色彩のコントラスト
26_岩船修三《アイヌ・カムイユーカラ(神話)》…色鮮やかな夢幻の世界
27_折原久左エ門《結の空間》…金属が造る現代的なかたちと意味
28_尾崎志郎《赤い工場B》…廃れた産業建築に、北海道をうつし出す
29_深井克美《2時37分》…苦悩と煩悶が生み出す幻想世界
30_菊川多賀《ひとつの記録》…運命に翻弄された人間の悲哀を記録する
31_北岡文雄《風土連作》より〈渓流〉〈氷雪〉〈波〉…異色にして真髄 風景版画家、渾身の一点
32_本田明二《えもの》…重力に逆らう逆三角形のフォルム
33_砂澤ビッキ《風》…風に聴け
34_安田侃《意心帰》…自然と人をむすぶ彫刻
35_国松登《星月夜》…北国の詩情をたたえた夜空
36_小谷博貞《二月・わらう原野》…北海道における抽象絵画のパイオニア
37_岡部昌生《YUBARI MATRIX 1992-1995 より》…大いなる歴史を刷りとる行為
38_阿部典英《ネエ ダンナサン あるいは 再象》…変化しつづける美術家が「木」で拓いた新境地
39_大野耕太郎《青白磁星座組鉢》…やわらかな磁器を目指して
40_佐藤克教《囚はれて》…蠱惑(こわく)する絵画空間
41_伊藤光悦《Airport》…人の痕跡を写しとる画家の代表作
42_宮川美樹《刻》…儚きものの美
43_米谷雄平《梵我集塵》…わきたつような生命の歓びを讃えて
44_羽生輝《海霧(オソツナイ)》…海を描かずして、北の浜辺を描く
45_絹谷幸二《日月燦々北海道》…時空を超えた北海道像
46_露口啓二 「地名」より《旅来(たびこらい)》…見えないものを見せる写真
47_井上まさじ《untitled》…重層的な色彩の響き合い
48_嶋崎誠《心円》…ものの循環、人の心の繋がり
49_中谷有逸《碑(いしぶみ)・古事記(サホビコとサホビメ)》…人間への眼差し
50_鈴木涼子《私は…No.20》…攪(かく)乱されるジェンダー

北海道美術もっと探訪―きらめく美術家たち
執筆を担当した学芸員の生態

前書きなど

この本の楽しみかた

15人の学芸員がセレクトした名品50点。
ぜひ知っていただきたい鑑賞のポイントを
それぞれのスタイルでご紹介します。
はじめから読み進めて、時代の変遷を感じるもよし、
知っている作品や気になる作品から読み進めるもよし、
お気に入りの作品のページから読むもよし。
読者の皆様も、ぜひお好きなスタイルでご鑑賞ください。

それでは、美術館の扉を開きましょう。

著者プロフィール

北海道立近代美術館  (ホッカイドウリツキンダイビジュツカン)  (

1977年7月開館。北海道の地域性と国際性を視座に、コレクションの充実、ユニークで多彩な展覧会の開催、さまざまな教育・情報サービスを積極的にすすめる。
地域に開かれ、また地域の美術文化を拓くことを基本理念に、明治以後の北海道美術の流れにある各分野の作品を中心に、国内外の近代以後の作品、特にガラス工芸、パスキンを中心とするエコール・ド・パリの作品なども積極的に収集する。2017年に開館40周年を迎えた。

上記内容は本書刊行時のものです。