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縁を紡ぎ、人を育む
生き方・仕事ぶりを高める人生35訓
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年6月
- 書店発売日
- 2017年6月10日
- 登録日
- 2017年6月2日
- 最終更新日
- 2017年6月12日
紹介
“頭を空っぽ”にして、好きなところからページをめくってほしい。
研修などで話題になったフレーズやカウンセリングの中で影響の多かった珠玉の言の葉たち。
「教える」ではなく「考える」、「学ぶ」ではなく「気づく」研修をスタイルに、中小企業診断士やキャリアコンサルタントとして積み重ねてきた企業研修や講義、事例を凝縮し、5つの章に整理。経営者から管理職、新入社員まで、社会人として歩むあなたの気持ちのどこかで「よし、頑張ろう!」と、スイッチがオンになるきっかけづくりになる一冊。
企業研修をする際のサブテキストとして、あるいは朝礼の話題提供等にも。
エッセイのようなやさしい語り口で、心で感じる35訓。
目次
はじめに
生き方を高める7訓
① 素直になると生き方が楽になる
② 見方を変えると新たな世界がみえてくる
③ 身の丈を知る生き方を
④ 出会いに感謝、「一期一縁」を大切に
⑤ 完璧を求めると人間関係は辛くなる
⑥ 敵は自分の内にある……「負けることに負けるな!」
⑦ 順境は人間を小さくし、逆境は人間を大きくする
仕事ぶりを高める7訓
① 仕事ぶりを高める「5つの約束事」
② 小さな仕事にも大きな意味がある
③ あなたの為の仕事はないし、あなたの為の組織はない
④ 「中堅社員」から「中核社員」へ
⑤ 周囲の期待に応えてこそ仕事だ
⑥ 作業から仕事へ、仕事から志事へ
⑦ 「4つの誇り」を忘れない
コミュニケーションを高める7訓
① 「Face-to-Face」がコミュニケーションの基本
② 人間関係はバランスする
③ 「やり方」よりも「あり方」を大切に
④ 人の自立を育む「コーチング」の勧め
⑤ 求められるファシリテーター型リーダー
⑥ 広げよう……「ユニバーサルサービスの輪」
⑦ 高めよう……「心の栄養」の量と質
マネジメントを高める7訓
① 顧客から始まり、顧客で終わる
② 「言葉の共有化」から「感情の共有化」へ
③ 対立を成長の糧に変える人であれ
④ 他人事意識が組織を食い潰す
⑤ 「部下を育てること」は「自分を成長させること」
⑥ 「叱る文化」より「褒める文化」を
⑦ 「ポジションパワー」から「パーソナルパワー」へ
キャリアを高める7訓
① 就職するとは「能力」と「人柄」を買ってもらうこと
② 「後ろ向きの転職」を「前向きの転職」へ
③ 忘れたい過去はあるが、無駄な経験は何一つない
④ 皆がよき労働環境形成の作り手に
⑤ キャリアは自分で作り、自分で責任をとる時代
⑥ 人は成長するために生まれてきた
⑦ 縁を紡ぎ、人を育む
おわりに
前書きなど
はじめに
私は人生の節目の一つである古希を、昨年、迎えた。若くして亡くなった父の倍を生きた計算になる。とはいえ、長い人生だ。その間、様々な紆余曲折もあった。
(中略)
ところでこの本を書こうとしたのには、もう一つの理由がある。それはこれまで多くの団体や企業等の研修に携わってきてはいるが、講義をしても形には残らない。としたら、この間、話してきたことを文章で残したいと思ったことだ。
(中略)
今回の出版に際しては、研修等で話題になるフレーズなどを中心に35訓にまとめてみた。「○○訓」というと堅く聞こえるかもしれないが、本書ではその基本を押さえながらも、誰もが肩肘を張らずに読めるようホッコリ感があるスタイルを目指し、エッセイ風に筆を運んでいる。
最近、自己啓発本が何かと話題になる。もしかするとこれもそのジャンルに関係するかもしれないが、あえてハウツー本とは一線を画し、この本では私の研修等の特徴でもある「『自分』や『事例』で語る」ことを心がけたつもりでいる。そうすることで、たとえ立場が異なる内容であったにしても読みやすいのではと自負している。
なお、この本の内容は経営者から新入社員までと、非常に幅広い層が対象になっている。そこであなたと関わりの薄い箇所については、「私の場合はどうか?」とか「我が社においては?」などということで、リトマス試験紙的に読み進められることをお勧めする。
更に、執筆をするに際しては、各々の企業で体系だった研修をする際のサブテキストとして、あるいは朝礼の話題提供等に役立つよう工夫を凝らしてきたつもりでいる。私は経営・管理者の方は、社員・部下にとっては生き方・仕事ぶりのナビゲーターだと思っている。少しでもその手助けができれば幸いである。可能ならこれにあなたなりの体験等を味付けして伝えてもらうことにより、より一層、共感が増すと思う。
また、先述したように、ここで紹介をした35訓は、これまで研修等で話題になったフレーズや、カウンセラーとしての現場で影響の多かった言葉などを主に構成している。従って、講師をされたり、相談業務に携わる方達にも、何かの参考になると有り難い。
それでは早速、“頭を空っぽ”にして、好きなところからページをめくってほしい。そして読後感として、気持ちのどこかで「よし、頑張ろう!」と、スイッチがオンになるきっかけになれば、組織と人に関わる社会保険労務士の一人として、あるいは人と企業のマッチングを目指し活動している者として、こんなに嬉しいことはない。この本との出会いが、あなたの、そして著者である私にとっても、たゆみない成長に繋がることを期待して。
上記内容は本書刊行時のものです。