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新版 人と社会に向き合う医療ソーシャルワーク
- 初版年月日
- 2020年3月
- 書店発売日
- 2020年4月1日
- 登録日
- 2020年3月19日
- 最終更新日
- 2020年3月19日
紹介
医療ソーシャルワーカー(MSW)の実践をもとに、人と社会に向き合い援助を続けるMSWの実践論である。疾病を個人の責任に留めず、社会的な背景や環境要因にも目を向け社会に働きかける専門職の養成を目標に、読者が、現代の医療福祉問題を自分たちの生きる社会の問題として捉えること、患者・家族など人々のくらしの実態を把握することができるように構成。執筆者は現職のMSWや医療福祉現場などの経験を有し、多様な領域の実践経験を元に現代の医療福祉問題に関わる多くの事例を提示した。MSWの実践から学ぶことは、困難や苦悩に遭遇した人々から学ぶことであり、一つひとつの事例に敬意を払いたい。
目次
はじめに
I 医療福祉問題
第1章 現代の医療福祉問題と医療ソーシャルワーク
1 人々のくらしと医療福祉問題
2 保健医療サービスにおける専門職の役割と実際
3 当事者・保健医療サービス関係者との連携と実際
II 医療ソーシャルワークの成り立ちと現在の保健医療制度
第2章 医療ソーシャルワークのみ
1 医療ソーシャルワークの発生と歴史
2 日本における医療ソーシャルワークの歴史
第3章 社会保障をめぐる状況
1 社会保障制度の歴史と体系
2 社会保障制度の現状と課題
第4章 保健医療サービス
1 医療保険制度
2 診療報酬制度の概要
3 保健医療サービスの概要
III 医療福祉問題と医療ソーシャルワーク
第5章 実践を深める知識・技術・倫理
1 対象者理解
2 ソーシャルワークプロセス
3 ソーシャルワークスキル
4 専門的援助関係と専門職倫理
5 権利擁護・成年後見制度
第6章 多様な領域に挑戦する医療ソーシャルワーク
1 個別援助の実際
2 集団援助の実際
第7章 いのち、くらし、平和とソーシャルアクション
1 社会福祉と平和・安全
2 災害時におけるソーシャルワークの実際
3 人間らしいくらしの実現
4 公害被害者をうみださない社会の実現
5 性的マイノリティ支援
IV 医療ソーシャルワーカーの継続学習
第8章 医療ソーシャルワーカーの継続学習
1 専門職としての継続学習の源泉
2 継続学習に重要な要素
3 ソーシャルワーカーの継続学習―その先にあるもの
上記内容は本書刊行時のものです。