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見えない人間
巻次:1
発行:南雲堂フェニックス
縦200mm
409ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2004年10月
- 登録日
- 2017年5月28日
- 最終更新日
- 2017年5月28日
書評掲載情報
2018-11-11 |
読売新聞
朝刊 評者: 宮下志朗(放送大学客員教授、仏文学者) |
2017-05-28 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
主人公の「僕」は、ニューヨーク・ハーレムの廃墟になったビルの地下室の穴ぐらに独りで暮らす黒人青年。物語はそこでの回想ではじまる。地元の有力者が集うパーティの余興に、目隠しをして黒人少年同士で殴り合いをさせられた後に演説をした褒美として、折りかばんに入った大学の給費生資格書をもらう。大学3年の時、白人の理事を車で案内する際に、その理事の希望どおりに黒人のスラム街に連れて行く。それが原因で、「僕」は退学処分となる。そのために「僕」はニューヨークへ行き金を稼ぐためにペンキ会社で働くが、ボイラーの爆発事故に遭い、その会社も辞めさせられてしまう。芒然自失の状態でハーレムをさまよっているうちに倒れ、幸い黒人の老婆に助けられ、その老婆のアパートに居候することになる。
上記内容は本書刊行時のものです。