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仏教的ものの見方
「あるがまま」を「あるがまま」に見る
発行:22世紀アート
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ20mm
重さ 448g
314ページ
定価
1,800円+税
- 初版年月日
- 2023年5月
- 書店発売日
- 2023年6月2日
- 登録日
- 2023年5月26日
- 最終更新日
- 2023年5月26日
紹介
真に仏教の教えを理解するために必要なのは、難解な言葉ではなく哲学である。
仏教の教えそのものは、実は決して難解なものではない。しかし本来は言葉にすることが難しい仏教の教えを多くの仏教学者や聖典が言葉にすることによって、私たちが仏教の教えや仏教的なものの見方・考え方を汲み取ることは難しくなってしまった。そうした視点から、本書では仏教を「ダルシャナ(哲学)」として捉え、その原点にある「仏教的ものの見方」を豊富な比喩を交えながら初学者にも体系的に分かりやすく解説してゆく。「仏教学」の副読本としても有意な一冊。
目次
[目次]
序 章 仏教の原点を探る
仏教は難しいか
餚饍の味
方 便
第一章 仏教的ものの見方の基礎
真実ということ
四 諦
如実知見
汝自身を知れ
無分別智
二 諦
一切種智と後得智
ダルマとしての縁起
答えないという答え
プラサンガ論法
仏教と科学
第二章 仏教の人間観
衆生と人間のあいだ
無常と苦と無我
無我は覚りの境地か
無我とはどういう意味か
苦しみと解脱
大乗仏教の人間観
第三章 仏教の仏・菩薩観
無数の仏たち
仏教の聖典観
聖典整理の試み
大乗仏教経典の特徴
仏の境涯
菩 薩
大乗仏教のものの見方
第四章 仏教の世界観
初期仏教の世界観
「これあるときかれあり」
阿毘達磨仏教の世界観
阿毘達磨仏教の縁起説
大乗仏教の世界観
色即是空
空即是色
第五章 仏教の人生観
業
業と縁起
共 業
善悪の彼岸
業を超える業
廻 向
結 章 仏教的ものの見方・生き方
いかにして「あるがまま」を「あるがまま」に見られるようになるか
あとがき
著者略歴
上記内容は本書刊行時のものです。