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国鉄技術者の路線図
人生は二度も三度も生きられる
- 初版年月日
- 2023年6月
- 書店発売日
- 2023年6月2日
- 登録日
- 2023年5月26日
- 最終更新日
- 2023年5月26日
紹介
―何度でも楽しめる。本書も、人生も―
はじめて縁故採用から一般公募に変わった年に国鉄に入って以来、水没構造物やわが国が未経験の大規模コンクリート橋梁など新技術をふんだんに盛り込んだ横黒線付け替え工事や常時全線250キロという人類未経験のプロジェクトで担った東海道新幹線の建設基準の仕事、家族を伴った念願のパリ生活、内戦の火種くすぶるザイール赴任など充実した国鉄人生を過ごした。40代で民間のコンサルタント会社へと転職し、理想のコンサルタント像を目指して技術とサービスの向上に努めた。人生50年と言われる中で20代の頃にたて、長寿化にあわせて形を変えながら実現してきた人生計画は、これからも延長しながら続いていくだろう―。国鉄マンとして、技術者として、戦後日本の成長と共に生きてきた人生を綴った回顧録。
目次
[目次]
○ 70才に考えたこと – 20世紀から21世紀へ
第一章 終戦まで – 1930~45
○ 箕面村に生まれる – 1930~45
○ 材木町小学校 – 1940~42
○ 中学入学―終戦 – 1943~45
○ 終戦 – 1945
第二章 学生時代 – 1946~52
○ 四高入学 – 1946
○ 四高卓球部 – 1946~47
○ 高校三年生 – 1948~49
○ 大學生活のスタート
○ 大學生活
○ 最後の学生生活
第三章 国鉄入社
○ 就職
○ 国鉄中央学園
○ 東鉄実習
○ 始めての配属
第四章 現場経験―初陣の波
○ 富士川架橋工事
○ 田子倉線測量
○ 本名工事区
○ 盛岡転勤
○ 休職
○ 横黒線
第五章 東海道新幹線基本設計フランス留学
○ 東海道新幹線
○ 始めて外国を見る
○ 新幹線の現場に出る
○ 国鉄第三次投資計画
○ 花の線増課
第六章 外から見た国鉄
○ パリ生活の始まり
○ パリの仕事
○ 本四架橋と青函トンネル
○ 混乱の現場経験
第七章 外から見た日本
○ ザイール赴任前夜
○ ザイール赴任の準備
○ ザイールにて
○ 日本に帰る
第八章 コンサルタンツ
○ CFK(中央復建コンサルタンツ)入社
○ コンサルタンツ二十年
第九章 人生の仕上期
○ 社長を終える 1990―2000
○ 21世紀の老令社会哲学を求めて(2002~2021)
○ 80才に旅の仕上げ 2010―2011
第十章 卆寿の想い
○ 90才をかえりみて 1930―2021
著者略歴
上記内容は本書刊行時のものです。