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蛍の舞う庭に焼夷弾 ―少年の見た太平洋戦争の記憶
発行:日興企画
B6判
縦182mm
横128mm
厚さ5mm
重さ 102g
73ページ
定価
1,000円+税
- 初版年月日
- 2023年2月
- 書店発売日
- 2023年2月2日
- 登録日
- 2023年1月26日
- 最終更新日
- 2023年1月26日
紹介
―誰もがいつ死ぬかわからない時代だったあの日―
まだ中学三年生だった昭和20年の夏、アメリカの超大型爆撃機B29の爆撃による焼夷弾で、生家は焼失してしまった。薬局だった生家で店番をした日々、お仕置きで入れられた押し入れの暗闇、母が調剤したよく効くと評判のカゼ薬につけた意味不明の名前、ねずみをつかまえるのが上手だった飼い猫のミーコ、「三隣亡」のほか名前のわからない石像、セミやトンボ、ツチグモ、青大将にヤモリ、夏になるとどこからともなく集まる蛍など貴重な観察場所であった庭、叔父に届いた「赤紙」、そして焼夷弾が降り注いだあの日――。少年時代の思い出とともに今、戦争という惨禍の日々を振り返る。
目次
[目次]
蛍の舞う庭
上記内容は本書刊行時のものです。