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トロツキー最後の論戦
その批判的考察
- 発売予定日
- 2024年12月12日
- 登録日
- 2024年11月1日
- 最終更新日
- 2024年12月2日
紹介
1939年~1940年にかけて、SWP党内で行われたトロツキー、多数派とマーティン・アバーン、マックス・シャクトマン、ジェームズ・バーナムら少数派との論争の真実とは――。
新たに発掘した少数派の論文、資料を基に、この分派闘争を再現、再検証して、トロツキーの不当な「論法」を明らかにする。これまでのトロツキー評価が一変する衝撃の書。
目次
はじめに
第一章 「公的」解釈の問題点と真の争点
第二章 時代背景
一節 独ソ不可侵条約と第二次世界大戦
二節 ソ連軍によるポーランド侵攻
三節 ソ連邦によるバルト三国軍事保護国化と冬戦争
第三章 SWP党内闘争の経緯
第四章 トロツキー論争内容の再検証
一節 少数反対派の「プチブル」規定
二節 少数派「ブロック」の性格
三節 弁証法
四節 経済と政治
一項 戦争の性格/上部構造と下部構造
二項 ブルジョア戦争との比較/「より小さい悪」
三項 抽象としての「労働者国家」
四項 防衛主義/政治革命
五項 官僚革命
六項 ソ連邦の外交政策
七項 バーナムの反論
五節 「具体的政治問題」
一項 ポーランド
二項 フィンランド
三項 第三陣営戦略
六節 結び
おわりに
前書きなど
〈本論文の趣旨は、総体としての「トロツキズム」の批判ではなく、一九三九年九月から一九四〇年三月にかけて、当時の第四インターナショナル最大支部のアメリカ社会主義労働者党内で行なわれた分派闘争に、トロツキーが多数派を支持して介入した際の彼の立場と見解、及び、彼の少数派批判内容を批判的に再検証することである。その対象は、彼の論文集「マルクス主義の擁護」に収められた諸論文と書簡である。――〉(「はじめに」より)
上記内容は本書刊行時のものです。