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令和から共和へ
天皇制不要論
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2022年3月3日
- 登録日
- 2022年1月18日
- 最終更新日
- 2022年3月3日
紹介
いま天皇制をどう考えるか――。
戦争責任、日本国憲法との関係、国民感情の変化、皇位継承問題…など、
さまざまな観点・立場から、天皇制を考察しその問題点を浮き彫りにした論考集。
目次
1 令和から共和へ 堀内 哲
2 憲法から考える天皇制 清水雅彦
3 退位する明仁天皇への公開書簡 久野成章・田中利幸
4 天皇制とオリンピック・パラリンピック――日本型祝賀資本主義 鵜飼 哲
5 天皇のいない天皇制――大統領を望まないのであれば 島田裕巳
6 近代天皇制国家の植民地主義――先住民遺骨返還問題を素材に 前田 朗
7 私と共和制 楽しい公共生活を生むために 武田康弘
8 天皇代替わりの時代にかかわる覚書――キリスト教の異性愛主義を問う観点から 堀江有里
9 明仁天皇の言説をめぐる言説 北野 誉
10 座談会 二〇一九年五月三〇日・天皇代替わりを終えて
彦坂 諦 下平尾直 堀江有里 金靖郎 堀内 哲
11 想像レポート 徳仁がラストエンペラーになる日 彦坂 諦
前書きなど
〈筆者が共和制移行を本格的に提起するのは、たんに天皇制廃止に留まらず、「自己決定権」という意味での共和主義を導入しないと、バッハやトランプのような強欲資本家に日本社会が「ぼったくられて」すっからかんになり、やがて生命すら維持できなくなる危機感にもある。……日本政府と資本家は、只管アメリカに追従し、郵政民営化・種子法の改悪・水道の民営化・TPPと、日本の民衆にとって重要な権益を次々とアメリカに売り渡している。ポピュリズムが階級意識を自覚し、天皇制を乗り越えることによってしか、民衆の自己決定権は獲得できないというのが筆者の考えだ……〉(「刊行によせて」より)
上記内容は本書刊行時のものです。