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令和から共和へ 堀内 哲(著/文 | 編集) - 同時代社
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令和から共和へ (レイワカラキョウワヘ) 天皇制不要論 (テンノウセイフヨウロン)

社会一般
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発行:同時代社
4-6
並製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-88683-917-6   COPY
ISBN 13
9784886839176   COPY
ISBN 10h
4-88683-917-7   COPY
ISBN 10
4886839177   COPY
出版者記号
88683   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2022年1月18日
最終更新日
2022年3月3日
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紹介

いま天皇制をどう考えるか――。
戦争責任、日本国憲法との関係、国民感情の変化、皇位継承問題…など、
さまざまな観点・立場から、天皇制を考察しその問題点を浮き彫りにした論考集。

目次

1 令和から共和へ  堀内 哲
2 憲法から考える天皇制  清水雅彦
3 退位する明仁天皇への公開書簡  久野成章・田中利幸
4 天皇制とオリンピック・パラリンピック――日本型祝賀資本主義  鵜飼 哲
5 天皇のいない天皇制――大統領を望まないのであれば   島田裕巳
6 近代天皇制国家の植民地主義――先住民遺骨返還問題を素材に 前田 朗
7 私と共和制 楽しい公共生活を生むために 武田康弘
8 天皇代替わりの時代にかかわる覚書――キリスト教の異性愛主義を問う観点から  堀江有里
9 明仁天皇の言説をめぐる言説  北野 誉
10 座談会 二〇一九年五月三〇日・天皇代替わりを終えて
         彦坂 諦 下平尾直 堀江有里 金靖郎 堀内 哲
11 想像レポート 徳仁がラストエンペラーになる日  彦坂 諦

前書きなど

〈筆者が共和制移行を本格的に提起するのは、たんに天皇制廃止に留まらず、「自己決定権」という意味での共和主義を導入しないと、バッハやトランプのような強欲資本家に日本社会が「ぼったくられて」すっからかんになり、やがて生命すら維持できなくなる危機感にもある。……日本政府と資本家は、只管アメリカに追従し、郵政民営化・種子法の改悪・水道の民営化・TPPと、日本の民衆にとって重要な権益を次々とアメリカに売り渡している。ポピュリズムが階級意識を自覚し、天皇制を乗り越えることによってしか、民衆の自己決定権は獲得できないというのが筆者の考えだ……〉(「刊行によせて」より)

著者プロフィール

堀内 哲  (ホリウチ サトシ)  (著/文 | 編集

一九七〇年生。『日本共和主義研究』(同時代社)、編著に『天皇条項の削除を!』(纐纈 厚、山口正紀ほか JCA出版)、『いま共和制日本を考える』(池田浩士、平井玄ほか)『生前退位―天皇制廃止―共和制日本へ』(杉村昌昭、絓 秀実、斎藤貴男)『天皇制と共和制の狭間で』(重信房子、日野百草ほか、(以上第三書館)など。

清水 雅彦  (シミズ マサヒコ)  (著/文

一九六六年兵庫県生まれ。札幌学院大学法学部教授などを経て、現在、日本体育大学スポーツマネジメント学部教授。専門は憲法学。九条の会世話人、戦争をさせない1000人委員会事務局長代行。主な著書に、『憲法を変えて「戦争のボタン」を押しますか?』(高文研、二○一三年)、『9条改憲 48の論点』(高文研、二○一九年)など。

久野 成章  (クノ ナルアキ)  (著/文

一九六〇年五月一日東京都生まれ。埼玉県立浦和高校在学時に倫理社会担当の堀江六郎先生から影響を受ける。一九八〇年四月から広島在住。民青同盟に加盟。一九八一年八月トロツキスト(第四インター)の隊列に加わる。一九八四年一月一〇日午前四時、三里塚闘争の分裂で中核派から武装襲撃を受ける(二ヵ月の入院、一年間のリハビリ)。「環境社会主義研究会」、「8・6ヒロシマ平和へのつどい」(二〇〇九年~二〇一九年の代表は田中利幸)、「ピースリンク広島・呉・岩国」、「戦争させない・9条壊すな! ヒロシマ総がかり行動実行委員会」で活動。生業は、別名で精神障碍者地域生活支援。

田中 利幸  (タナカ トシユキ)  (著/文

歴史学者(専攻は戦争犯罪史、戦争史)。著書に『検証「戦後民主主義」 わたしたちはなぜ戦争責任問題を解決できないのか』(三一書房)、『空の戦争史』(講談社現代新書)、『知られざる戦争犯罪』(大月書店)、Hidden Horrors: Japanese War Crimes in World War II (Second edition, Rowman & Littlefield)、Japan’s Comfort Women: Sexual Slavery and Prostitution During World War II and the US Occupation (Routledge)。共著に『原発とヒロシマ「原子力平和利用の真相」』 (岩波ブックレット)。編著に『戦争犯罪の構造』(大月書店)、共編著に『再論 東京裁判』(大月書店)。翻訳書にジョン・ダワー著 『アメリカ 暴力の世紀―第二次大戦以降の戦争とテロ』(岩波書店)、ハワード・ジン著『テロリズムと戦争』(大月書店)などがある。

鵜飼 哲  (ウカイ サトシ)  (著/文

一九五五年生。一橋大学名誉教授。フランス文学・思想、ポスト植民地文化論。著書に『抵抗への招待』(一九九七年)、『応答する力』(二〇〇三年) 、『主権のかなたで』(二〇〇八年)、『ジャッキー・デリダの墓』(二〇一四年)、『テロルはどこから到来したか』(二〇二〇年)、『まつろわぬ者たちの祭り』(二〇二〇年)等。訳書にジャン・ジュネ『恋する虜』(共訳、一九九三年)、『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ』(一九九九年)、『シャティーラの四時間』(共訳、二〇一〇年)、ジャック・デリダ『盲者の記憶』(一九九八年)、『友愛のポリティックス』(共訳、二〇〇三年)、『ならず者たち』(共訳、二〇〇九年)、『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』(二〇一四年)等。

島田裕巳  (シマダ ヒロミ)  (著/文

宗教学者、作家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。元日本女子大学教授。現在は東京女子大学、東京通信大学非常勤講師。著書に『日本の宗教と政治』(千倉書房)、『天皇と憲法』(朝日選書)、『教養としての世界宗教史』(宝島社)、『創価学会』『神社崩壊』(新潮選書)、『葬式は、要らない』『日本の十大新宗教』(幻冬舎新書)、『神道はなぜ教えがないのか』(ワニ文庫)など多数。

前田 朗  (マエダ アキラ)  (著/文

一九五五年札幌生れ。朝鮮大学校法律学科講師。日本民主法律家協会理事、日本友和会理事、救援連絡センター運営委員。著書に『軍隊のない国家』(日本評論社)『旅する平和学』(彩流社)非国民シリーズ3部作『非国民がやってきた!』『国民を殺す国家』『パロディのパロディ――井上ひさし再入門』(以上耕文社)『ヘイト・スピーチ法研究序説』『ヘイト・スピーチ法研究原論』『ヘイト・スピーチ法研究要綱』『黙秘権と取調拒否権』『憲法9条再入門』(以上三一書房)『500冊の死刑』(インパクト出版会)、共編著に『思想の廃墟から』(彩流社)『思想はいまなにを語るべきか』『新にっぽん診断』(三一書房)等。

武田 康弘  (タケダ ヤスヒロ)  (著/文

一九五二年千代田区神田生れ。教育者・哲学者。一九七六年に我孫子市に私塾を開設し「我孫子児童教育研究会」を主宰。一九八七年「我孫子哲学研究会」、二〇〇一年に「白樺文学館」を開設し、初代館長となる。二〇〇四年に「白樺教育館」を建造し、意味論としての学習の場「ソクラテス教室」と成人者の「恋知の会」を主宰する。二〇〇九年、参議院行政監視委員会調査室客室調査員となり、国会所属の官僚に哲学と日本国憲法の哲学的土台を講義した。

堀江 有里  (ホリエ ユリ)  (著/文

日本基督教団京都教区巡回教師、信仰とセクシュアリティを考えるキリスト者の会・代表、
清泉女子大学ほか非常勤講師。専門分野は、社会学、ジェンダー論、クィア神学。
同志社大学神学部、同大学院神学研究科博士課程(前期)歴史神学専攻修了。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。一九九四年より性的マイノリティの相談業務に従事。
主著に『「レズビアン」という生き方――キリスト教の異性愛主義を問う』(新教出版社、二〇〇六年)、『レズビアン・アイデンティティーズ』(洛北出版、二〇一五年)など。共編著に『クィア・スタディーズをひらく』全三巻(晃洋書房、二〇一八年~)など。

北野 誉  (キタノ ホマレ)  (著/文

一九五九年生まれ。一九八七年から反天皇制運動を中心に社会運動に参加してきた。

彦坂 諦  (ヒコサカ タイ)  (著/文

一九三三年生まれ。戦中・戦後の一時期を中国で過ごす。帰国後は東北大学で日本史、早稲田大学大学院でロシア文学を専攻。木材検収員や技術通訳などをしながら「ある無能兵士の軌跡」(全9巻 柘植書房)を刊行。『男性神話』(径書房)では「軍隊慰安婦」問題を男性の側から提起した。『餓死の研究』(立風書房)、『女と男 のびやかに歩き出すために』『無能だって? それがどうした?』(梨の木舎)、『九条の根っこ』『文学をとおして戦争と人間を考える』(れんが書房新社)、『亜人間を生きる』(「戦争と性」編集室)、『クオ・ヴァディス? ある愛国少年の転生』(柘植書房新社)など多数。

下平尾 直  (シモヒラオ ナオシ)  (著/文

一九六八年生。共和国代表。編著に『燃えるキリン 黒田喜夫詩文撰』『俗臭 織田作之助』〔初出〕作品集など。

金 靖郎  (コン ヤスオ)  (著/文

一九六八年生。反天皇制運動、戦後補償運動、難民支援運動などを経て、現在は労働組合運動に従事しつつ、成田空港反対の農民を支援。「社会主義理論研究会(池袋)主宰。編著に『ロシア革命100年を考える』(世界書院)など。

上記内容は本書刊行時のものです。