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言葉が見る夢 永岡 杜人(著/文) - 同時代社
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言葉が見る夢

発行:同時代社
四六判
上製
価格 3,000円+税
ISBN
978-4-88683-877-3
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年7月10日
書店発売日
登録日
2020年6月10日
最終更新日
2020年7月28日
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紹介

「言葉は、常に余剰と余白をもって、そこに在る。――」
群像新人文学賞(評論部門)を受賞した「言語についての小説 リービ英雄論」他、金子光晴、多和田葉子、磯﨑憲一郎、平野啓一郎、朝吹真理子、絲山秋子、李恢成――その作品と人を紡ぐ20篇。渾身の文芸評論集。

目次

第一章 作品と作家
  第一節 擬態の仕掛けの向こう側  金子光晴『風流尸解記』
  第二節 言語についての小説  リービ英雄論
  第三節 内なる他者の言葉  磯﨑憲一郎と平野啓一郎の交叉
  第四節 日常と異邦 〝故郷〟の崩壊
  第五節 ロゴスの極北  多和田葉子試論
  第六節 内破の予兆  諏訪哲史論
  第七節 静謐にして、永遠の…… 朝吹真理子『流跡』・『家路』・『きことわ』論
  第八節 空虚の密度を見つめて  林京子論

第二章 本や人のこと
  第一節 存在の家としての物語  小川洋子『人質の朗読会』
  第二節 死者の気配を記憶する者たち  絲山秋子『末裔』
  第三節 語りの迷宮 多和田葉子『雪の練習生』
 第四節 時代のふるまい  橋本治 『リア家の人々』
  第五節 永遠の手ざわり
  第六節 失われた時を求める道具
  第七節 窓の外からずっと  李恢成『地上生活者 第四部 痛苦の感銘』
  第八節 『地上生活者』への旅
  第九節 記憶の匂い
  第十節 結末のない物語 李恢成『地上生活者 第五部 邂逅と思索』
  第十一節 Y・H先生の思い出

第三章 補遺 物語の住人

前書きなど

〈言語で切り取り、構成した世界を、さらに言語で書き表す。言語を介在させることによって、書かれたものは、「現実」と微妙なズレが生じ、「現実」から独立したものとなる。日本語の書き言葉の持つ不思議な作用が、リービ英雄を日本語で書くことに誘った。〉(「言語についての小説  リービ英雄論」)

著者プロフィール

永岡 杜人  (ナガオカ モリト)  (著/文

 1958年、東京都生まれ。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻博士課程単位取得退学。
 1984年から高等学校・中等教育学校社会科教員。2010年から法政大学非常勤講師を兼任。
 2009年、『言語についての小説 リービ英雄論』で第52回講談社群像新人文学賞評論部門受賞。著書に『柳美里という物語』(勉誠出版、2010)、共著に 『戦争の記憶と女たちの反戦表現』(ゆまに書房、2015)、日本社会文学会編『社会文学の三〇年 バブル経済 冷戦崩壊 3・11』(菁柿堂、2016、研究者としての名で論文を掲載)など、多数がある。

上記内容は本書刊行時のものです。