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マメと縄文人
巻次:40
発行:同成社
A5判
208ページ
定価
3,700円+税
- 初版年月日
- 2020年5月31日
- 書店発売日
- 2020年6月1日
- 登録日
- 2020年4月9日
- 最終更新日
- 2021年9月30日
紹介
日本の作物栽培は弥生時代以降と考えられてきたが、縄文時代にマメが栽培されていたことが明らかに。植物考古学の最新成果を紹介。
目次
第1章 縄文人が利用したマメ
1.日本人が利用しているマメのはじまり
2.アズキか、リョクトウか?
3.縄文のダイズ研究元年
第2章 マメの同定法
1.古代の植物の研究法
2.土器についた不思議な孔
3.マメの部位と種類の見分け方
4.さまざまなマメの種子の特徴
第3章 縄文時代のアズキ
1.アジアヴィグナ
2.現生アズキ亜属の観察
3.縄文時代のアズキ亜属の植物遺存体
4.アズキ亜属の圧痕観察
5.縄文アズキの出土状況
第4章 縄文時代のダイズ
1.縄文中期ダイズの発見
2.縄文ダイズの検出状況と年代
3.縄文ダイズの種子の大きさと形態
4.縄文ダイズの形態と大きさ復元
5.在来種の栽培ダイズの形態的観察
6.現生の栽培ダイズの形態的特徴
7.現生ダイズと縄文ダイズの比較
第5章 マメ科植物の大型化と栽培化
1.植物のドメスティケーション
2.ダイズの起源地に関わる従来の説
3.植物考古学のデータ
4.遺伝学から見たダイズの起源
5.縄文ダイズの種子形態の時間的変化
6.縄文ダイズの栽培化プロセス
7.ツルマメと中間タイプの発見
8.アズキの栽培化
第6章 マメの栽培利用と調理法
1.縄文時代の植物管理・栽培
2.マメ科植物利用と気候変動
3.マメは主食だったのか?
4.マメの調理法
第7章 マメと縄文人
1.食料としてのマメの役割
2.世界の新石器時代のマメ利用
3.マメをとりまく精神世界
4.古代のマメと和食とのつながり
5.「縄文マメ学」の未来
上記内容は本書刊行時のものです。