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自發自奮 私の半成記 加瀬 英明(著/文) - 高木書房
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自發自奮 私の半成記 (ジハツジフン ワタシノハンセイキ)

社会一般
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発行:高木書房
四六判
256ページ
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-88471-824-4   COPY
ISBN 13
9784884718244   COPY
ISBN 10h
4-88471-824-0   COPY
ISBN 10
4884718240   COPY
出版者記号
88471   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年4月
書店発売日
登録日
2022年4月15日
最終更新日
2022年4月15日
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紹介

私は生後6ヶ月で、父が日本大使館に転勤したのにともなってロンドンへ渡り、4歳になる前に帰国した。帰国児として育ったためか、いまでも当時の子供心を失っていない。
イギリスの記憶は断片的なものしかないが、近所の公園で砂場遊びに熱中したのが、心に焼きついている。帰国してから両親に連れられて湘南の海岸で遊んだが、砂の城づくりにはしゃいだのが思い出となっている。
そんなことから、人生を砂場として見るようになったのかもしれない。どこかでまわりに合わせるより、不遜なことだがまわりを自分に合わせたいと願って、綱渡りをしてきた。
私の半生を振り返ると、「自發自奮」という言葉が当て嵌(は)まろう。
この箴言(しんげん)(いましめとなる短句)は、福島の名門武家である白岩家の家訓であり、自分からあらゆることを発し、自ら奮闘しなければならないという教えである。白岩家の当主である建設業の白岩正通・白岩工業株式会社の会長から、この四文字の扁額を贈られて、私の事務所を飾っている。この額を見ると、血潮がたぎる。
と「あとがき」に著者は記している。
内容は、これほど内政、外交に活躍している人はいるのかと思うことばかりである。

目次

第一章 雑文を書いた六十余年
第二章 ジャーナリストは酒泉のまわりに集落をつくる
第三章 これほど軍歌が歌われている国はない
第四章 流行神(はやりがみ)と日本の新聞
第五章 流行は流感のようなものだ
第六章 『ウイニー・ザ・プー』から学ぼう
第七章 プレインズからワシントンまで
第八章 日本は国家としての逞(たくま)しさを失っている
第九章 アフリカが危ない
第十章 希少金属とのロマンス
第十一章 日本は〝第二の幕末〟に直面している
第十二章 日本の時代が世界にやってくる
あとがき

著者プロフィール

加瀬 英明  (カセ ヒデアキ)  (著/文

1936年東京生まれ。外交評論家。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。『ブリタニカ国際大百科事典』初代編集長。1977年より福田・中曽根内閣で首相特別顧問を務めたほか、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役など歴任。公益社団法人隊友会理事、東京国際大学特命教授。
 著書に『昭和天皇の苦悩 終戦の決断』『昭和天皇の苦闘 巡幸と新憲法』(勉誠出版)、『イギリス衰亡しない伝統国家』(講談社)、『徳の国富論』(自由社)など。『加瀬英明著作選集』(勉誠出版)を刊行中。

上記内容は本書刊行時のものです。