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殺陣(たて)武術指導 林邦史朗 林 邦史朗(著/文) - 体育とスポーツ出版社
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殺陣(たて)武術指導 林邦史朗 (タテブジュツシドウハヤシクニシロウ) 新版

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四六判
縦200mm
239ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-88458-250-0   COPY
ISBN 13
9784884582500   COPY
ISBN 10h
4-88458-250-0   COPY
ISBN 10
4884582500   COPY
出版者記号
88458   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2004年12月
書店発売日
登録日
2016年10月17日
最終更新日
2022年9月2日
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紹介

大河ドラマ殺陣師として知られる林邦史朗氏が殺陣の見所や作り方を紹介。さらに終章で殺陣が持つ魅力を役者緒形拳氏とともに語っていく。

目次

第一章
殺陣師とは何者だ
知っていて知らなかったその仕事
 殺陣とは、最高のクライマックスなのです
 どんな監督のもとでも、動きを作り出す。それが殺陣という存在
 私が藤田まことさんに付けた「無刀取り」
 脚本通りにできない殺陣もあるのです
 夫婦喧嘩はこうすれば、さらにエスカレートする
 私が役者さんに行う特訓 そして役所広司さんの見事な成長
 チャンバラで刀を相手に当てるのは邪道なのです
 危険を回避させるのも殺陣師の重要な役目
 安全管理をめぐって監督と衝突
 立回りの効果・仕掛けにも数多くのアイデアを出します
 ロケ地撮影では馬の状態が撮影のカギなのです

第二章
私が手がけた大河ドラマ
あの作品のあの殺陣シーンはこう作られた
 『太閤記』
  まるで戦いを陰からのぞいているような臨場感
  とにかく仕事はスピーディーに
  緒方拳さんとは朝まで芝居談義
 『源義経』
  アイデアは現場でひらめきます
  命からがらの水中撮影
 『竜馬がゆく』
  「こんな動きは反則なのでは」という動きをあえて表現
  和田勉さんの演出の成果で生まれた、すごい形相の刺客
 『独眼竜政宗』
  渡辺謙さんに見舞った下からの蹴り上げ
  「ラストサムライ」に現れた政宗刀法
 『琉球の風』
  「どうすれば自分が輝くのか」を知るコスギさん父子
  身近な武器を活用した琉球武術
 『利家とまつ』
  唐沢寿明さんの見事な槍さばき
  火縄銃を使うシーンに多いNG
  せめて役者さんであれば、構えくらい様になってほしいです
 『新選組!』
  池田屋のセットは見事の二字につきました
  圧倒的な存在感を見せた芹沢鴨の最期

第三章
殺陣こそ文化なり
殺陣師林邦志朗、文化の担い手としてのあくなき探求
 「殺陣」の始まりと「殺陣田村」という革命
 チャンバラスター、そして専門殺陣師の登場
 でたらめな「自称殺陣師」が殺陣という文化をダメにするのです
 私が決意した殺陣師としての武術修行
 殺陣師に武術修行が必要なワケ
 武術の灯火を消してはいけない。その思いが作った「武劇」
 ブルース・リーと私、林邦史朗
 こんな役者さんには困ってしまいました
 三船敏郎さんに、高橋英樹さん‥‥すばらしき立回りの名手
 殺陣という演技が感じさせる「人間としての美しい姿」

第四章
特別対談 役者・緒方拳✖殺陣師・林邦史朗
殺陣によって育んだ友情
男二人、お互いの人生に感ずる意気
大河ドラマでの出会い
若き血を燃やした『太閤記』『源義経』
 秀吉役への抜擢と出会い
 甲冑を着けての乗馬訓練 思わず絶叫「助けてくれ!」
 アイデア続出 衣川の戦いシーン
 殺陣師林邦史朗の誕生
 「大河ドラマ」の殺陣の変化

殺陣が持つ魅力とは何か
そして殺陣師という重要な演出家
 時代劇の中にある様式
 役者を光らせるという殺陣師の役目
 武道と殺陣の本質の違い
 武道のシーンはやっぱり稽古
 武道の学び方教え方
 立回りの上手な役者さんは誰
 黒澤明✖三船敏郎 殺陣に革命をもたらせた「用心棒」

心について問われる時代‥‥。
充実した悔いのない人生とは
 侍の精神とは何か
 これからの若者に必要なチャレンジ精神
 好きなことを悔いなくしていくという生き様
 70代でこそ一番いい仕事ができる 人生を通じての志

おわりに

著者プロフィール

林 邦史朗  (ハヤシ クニシロウ)  (著/文

昭和14年(1939)1月1日、東京都墨田区両国に生まれる。中学校時代に剣道を始め、高校時代に「劇団ひまわり」に入所。その後、殺陣師・大内竜生氏と出会い弟子入りするが、やがて独立。そして昭和40年には、25歳で史上最年少の殺陣師としてNHK大河ドラマ「太閤記」を手がけ、同時に日本初のスタントマングループ「若駒」を発足。以降「源義経」をはじめ数多くの大河ドラマを担当している。
その間、剣術、柔道、合気道、空手、琉球古武術、中国武術など数多くの武術を学び、国内でも有数の武術家として知られる他、誰にでもできる護身術を研究考案し、その指導にも当たる。
著書には、『殺陣師 見参!』(壮神社刊)がある。
(この書籍に掲載されている紹介情報です)

上記内容は本書刊行時のものです。