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本当にヤバイ!中国経済
バブル崩壊の先に潜む双頭の蛇
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2008年5月
- 書店発売日
- 2008年5月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
中国の数字は信用できない!
貿易相手国の数字から見える中国経済の驚くべき実態!
米国、欧州の不況が中国を襲う!
声高に叫ばれる中国崩壊論、
その先を読む!
目次
第一章 中国の最悪の輸出品
・バブルは既に弾けている
・当局妄言の背後
・国内問題での中国崩壊はない
・世界を震撼させる輸出品 など……
第二章 巻き戻しが始まった
・アメリカ経済は心停状態
・米国の景気後退で中国は急減速
・サブプライム問題の各国への影響
・円高で日本株が売られる本当の理由 など……
第三章 中国の歪んだ経済成長
・外需依存を高める中国の経済成長
・中国当局の人民元安政策による歪み
・急上昇する中国の消費者物価指数
・中国の貿易収支の黒字はなぜ急増したのか など……
第四章 崩壊へのカウントダウン
・スタグフレーションの悪夢
・危機感を強める中国共産党
・過当競争に陥った中国国内市場
・急減速した中国の対米輸出 など……
第五章 中国経済崩壊に備えて
・二律背反に苦しむ中国共産党
・経済崩壊後の中国の姿
・中国を「投資先」として見た場合の日本の対処
・中国を「輸出先」として見た場合の日本の対処 など……
前書きなど
株価が高騰したからといっても、企業収益までもが株価上昇のペースに合わせて伸びたわけではない。そのため中国株式のPER(株価収益率)は60倍以上と、異常な水準にまで上昇した。株価が、企業の60年分以上の収益を織り込んでいるわけである。典型的なバブル、つまり実体を伴わない価格形成と言っていい。
口座数が1億を突破し、際限なく注ぎ込まれるマネーの恩恵を受けた中国の株価は、ほぼ半年間、高みを目指し駆け上がっていった。
逆に言うと、1億超えの半年後には中国の株価はピークアウトしたわけである。株式バブル崩壊の影響は、何千万人にも及ぶわけだ。史上に類例を探せない規模の大崩壊で、良くも悪くも中国経済のスケールの巨大さを感じさせる。
崩壊のスピード、スケールともに他の国とは桁違いな中国バブルの崩壊は、世界経済に多大な影響を与えずにはいられないであろう。
……
さらに、中国は北京五輪を控えた最も大切な時期に、チベット動乱を武力弾圧するという最悪の選択をしてしまった。
(本文より)
上記内容は本書刊行時のものです。