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秋吉巒 挿画集 夢幻の悦楽郷 秋吉 巒(著/文) - アトリエサード
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秋吉巒 挿画集 夢幻の悦楽郷 (アキヨシランソウガシュウムゲンノエツラクキョウ)

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A5変型判
176ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-88375-524-0   COPY
ISBN 13
9784883755240   COPY
ISBN 10h
4-88375-524-X   COPY
ISBN 10
488375524X   COPY
出版者記号
88375   COPY
Cコード
C0071  
0:一般 0:単行本 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年6月
書店発売日
登録日
2024年5月31日
最終更新日
2024年5月31日
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紹介

澁澤龍彦が賛した伝説の画家、秋吉巒(らん)。
求められても自作を売らず、初個展が遺作展(於・青木画廊)。
一方、風俗雑誌に多くの挿画を描き、熱烈な支持を得る。

その挿画約200点を収録!
いまよみがえる、幻想とエロスのユートピア!

大正11年、旧日本帝国支配下の京城に生まれた秋吉巒。
戦後、さまざまな風俗雑誌の表紙や挿画を描くようになるが、やがて、
澁澤龍彦が「ひたすら自分の夢をつむいだ」と賛した独特な幻想絵画の制作に没頭。

その超現実的(シュルレアリスティック)な幻想風景を生む想像力と卓越した画力が
いかんなく発揮された稀有な挿画の数々を収録!

※本書は「秋吉巒・四条綾 エロスと幻想のユートピア」収録の秋吉作品をベースに
掲載数を約3倍に増量。掲載サイズも大きなものにしました。

*English translation also included.

著者プロフィール

秋吉 巒  (アキヨシ ラン)  (著/文

秋吉巒(あきよし らん)(本名:秋吉照國)
1922(大正11)年、旧日本帝国支配下の京城に生まれ、高校時代より独学で洋画の習得に励む。当地で開催された美術展にはいくたびも入選を果たす。終戦後、九州を経て、1946(昭和21)年に上京。翌年には結婚もし、米軍将校の肖像画などを描いて生計を立てる。
その後、やはり生活費を稼ぐため、肖像画の他に、『デカメロン』『風俗草子』『裏窓』などの風俗雑誌から『SMキング』『SM奇譚』『SMクラブ』といった1970年代のSM雑誌にいたるまで数多の媒体に表紙絵や挿絵を寄稿した。
そして、1956(昭和33)年ころから、雑誌の仕事のかたわら、澁澤龍彦が羨望を込めて「通俗シュルレアリスム」と称した独特な幻想絵画の制作によりいっそう力を注ぎはじめる。雑誌の仕事を断ってまで、これら幻想絵画の制作に没頭していき、その絵画は求められても1作も売ることがなかった。1981(昭和56)年、58歳の若さで逝去。初個展は、遺作展として銀座の青木画廊で開催された。

相馬 俊樹  (ソウマ トシキ)  (著/文 | 監修

相馬 俊樹(そうま としき)
1965年生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒。美術評論家。
主な著書:『エロティック・アートと秘教主義』(エディシオン・トレヴィル)、『アナムネシスの光芒ヘ』(芸術新聞社)、『禁断異系の美術館』シリーズ1~3、『エロス・エゾデリック』、『テリブル・ダークネス』(以上、アトリエサード)、『魔淫の迷宮 日本のエロティック・アート作家たち』(ポット出版)
編著:「風俗資料館 資料選集」シリーズ=『伊藤晴雨の世界2 伊藤晴雨 秘蔵画集~門外不出の責め絵とドローイング』、『伊藤晴雨の世界1 [秘蔵写真集]責めの美学の研究』、『秘匿の残酷絵巻[増補新装版]~臼井静洋・四馬孝・観世一則』、『秋𠮷巒・四条綾 エロスと幻想のユートピア』(以上、アトリエサード)
共著書:『病と芸術』(東信堂、ロメーン・ブルックス論を収録)、『異界の論理』(アトリエサード、飯沢耕太郎氏との対談集)
訳書:ピーター・ウェブ『死、欲望、人形 評伝ハンス・ベルメール』(国書刊行会)

上記内容は本書刊行時のものです。