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[完全版]石牟礼道子全詩集 石牟礼 道子(著) - 石風社
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[完全版]石牟礼道子全詩集

発行:石風社
A5判
444ページ
上製
価格 3,500円+税
ISBN
978-4-88344-292-8
Cコード
C0092
一般 単行本 日本文学詩歌
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年3月11日
書店発売日
登録日
2020年1月28日
最終更新日
2020年2月17日
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紹介

 時空を超え、生類との境界(あわい)を超え、石牟礼道子の吐息が聴こえる[完全版]全詩集。
『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』(石風社)を出版したのは、2002年8月である。この『全詩集』は、2003年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、第3刷まで刊行した。30篇の作品を収載した170頁の全詩集だったが、その後石牟礼氏が新しい作品を発表するとともに、未発表の初期作品も続々と見いだされた。2018年2月10日に石牟礼氏が亡くなった後も、「石牟礼道子資料保存会」(2014年12月発足)のたゆまぬ努力によって石牟礼氏の遺稿「ノート」が精査され、新たな作品が発掘された。それらは、熊本市で発行されている雑誌「道標」(人間学研究会)や「アルテリ」(アルテリ編集室)誌上に発表されてきた。今回の『[完全版]石牟礼道子全詩集』は、『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』をはじめ、『石牟礼道子全集・不知火 第一巻・第十五巻』(藤原書店)や前記の雑誌に掲載された全ての作品を纏めたもので、117篇を収載する444頁の大冊となった。
 作品は、ほぼ制作年代順に並べたが、本全集には、もっとも新しい収載年度のものを収録した。作品によっては、初出のものに著者が手を加えたり、ルビが付されたものもある。「初出一覧」には、その後の収載書籍の変遷も分かるようにしている。

目次

一九四〇~五〇年代
朝/生命/夜の話/古い抒情/虹/点滅/とのさまがえる/埴生の宿/いっぽん橋/烏瓜/馬酔木の鈴/川祭り

一九六〇年代
卑弥呼/無題/無題/無題/野鍛冶の女房/フランソワ・ビヨンの雪/娼婦/連帯/集会/胎教/出生/午睡/とんぼ/墓の中でうたう歌/背中のうた/隠亡/便り/糸繰りうた/瓔珞/木樵り/水影/受胎/花柴賣りのおつやしゃん/虹/朱い草履/風/七草/花をあなたに/花/なすびをたべているおかあさん/野鍛冶の女房/無題/

一九七〇年代
生存/死民たちの春/無題/薫香/夕焼/無題/幻のえにし/花がひらく/春/出魂/彼岸花/燈籠/少年/浜の甲羅/月夜/はにかみの国/よみがえる死/日常の中の死期/えんま大王さまにある死人のいうこと/尺取り虫/乞食/涅槃(幽玄)/未明/水鏡/海底の修羅/鬼道への径/緑亜紀の蝶/

一九八〇年代
季節はわたし/無題/永遠/樹への旅/無題/茜空/入魂/原初よりことば知らざりき/年月/再生/神話/無題/蓮沼/鳥

一九九〇年代
魚とりパントマイム/エントロピレーヌ神殿へ/満ち潮

二〇〇〇年代
精霊たちの浜辺/わたくしさまのしゃれこうべ/黒髪/花を奉る/火種/無題/さびしがりやの怨霊たち/おしゃらさま/おしゃらさま2/おしゃら恋唄/龍が お月さまに齧りつく/天の鳥舟/南瓜どのへ/於古世野魚万呂/夢や あわれ/蟇の蟇左ェ門(一)/蟇の蟇左ェ門(二)/蟇の蟇左ェ門(三)/創世記/檻の中の哲学/無題/無題/サルトリイバラ/大雨乞と沖の宮/天の田植え/虹/明け方の夢/なごりが原

版元から一言

2002年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』の大幅増補[完全版]になります。

著者プロフィール

石牟礼 道子  (イシムレ ミチコ)  (

 1927(昭和2)年3月11日、熊本県天草郡宮河内(現天草市河浦町宮野河内)に生まれ、生後3ヶ月で水俣に移る。
 1943年水俣町立実務学校卒業。2学期より葦北郡田浦小学校に勤務。1947年結婚。1958年谷川雁主宰「サークル村」結成に参加。1968年水俣病対策市民会議を結成。
 1969年『苦海浄土――わが水俣病』(講談社)刊行。大宅壮一賞を辞退。1973年マグサイサイ賞(フィリピン)を受賞。1993年『十六夜橋』(径書房)で紫式部賞を受賞。2001年朝日賞を受賞。2003年『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』(石風社)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2004年『石牟礼道子全集・不知火 全17巻・別巻1』(藤原書店)が刊行開始、2014年完結。2014年、詩集『祖さまの草の邑』(思潮社)で花椿賞を受賞。
 著書に、『流民の都』(大和書房)、『椿の海の記』(朝日新聞社)、『西南役伝説』(朝日新聞社)、『あやとりの記』(福音館書店)、『おえん遊行』(筑摩書房)、『天湖』(毎日新聞社)、『春の城』(藤原書店)、『石牟礼道子全句集泣きなが原』(藤原書店)、『石牟礼道子全歌集』(弦書房)他
 2018年2月10日、死去。享年90歳。

上記内容は本書刊行時のものです。