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ぼくの村にB29がきた
雷山空襲
発行:石風社
A4判
33ページ
上製
価格
1,300円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2016年2月15日
- 書店発売日
- 2016年2月15日
- 登録日
- 2016年10月17日
- 最終更新日
- 2019年2月8日
紹介
一九四五年六月十九日の夜、福岡市はB29の大編隊による空襲に遭い千の死者が出た。その深夜、福岡市の西にある小さな農村に一機の爆撃機が飛来した。おだやかな日々をおくっていたきょうだいがねむる屋根に、焼夷弾の雨がふりそそぎ父母と弟妹を奪いさった。
前書きなど
ある日「庫男さんの体験を絵本にしたいのですが、どうでしょうか?」とお尋ねすると、庫男さんの目に涙があふれ「お願いします」と言われました。一発の焼夷弾で家族が引き裂かれた事実を、後世に残すことこそ山下庫男さんの悲願だったと感じました。 取材を開始しましたが、いつも同じ場面で声が詰まり、涙を流されることに気づきました。弟の「としみさん」が燃える火の中で助けを求めるところです。「70年たってもあの日のことは死んでも忘れない。」と言われ、助けることができなかった無念の気持ちが今でも庫男さんを苦しめていることがわかりました。戦争は終わっても人の心に深く大きな傷を残すのです。「戦争は絶対だめです。平和な世の中が続いてほしい」という庫男さんのメッセージを世界中の子どもや大人たちに。そして私の孫、大晴、みちる、まなみに贈ります。(「あとがき」より)
上記内容は本書刊行時のものです。