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歴史公文書が語る湖国 滋賀県立公文書館(企画・編集) - サンライズ出版
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取引取次: 地方小
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9784883257195

歴史公文書が語る湖国 明治・大正・昭和の滋賀県

歴史・地理
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B5判
212ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-88325-719-5   COPY
ISBN 13
9784883257195   COPY
ISBN 10h
4-88325-719-3   COPY
ISBN 10
4883257193   COPY
出版者記号
88325   COPY
Cコード
C0021
一般 単行本 日本歴史
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2021年3月25日
書店発売日
登録日
2021年2月4日
最終更新日
2021年5月6日
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紹介

「滋賀県には海があった?」「彦根城の外堀が埋め立てられたのはなぜ?」「二度にわたる県庁移転騒動の背景は?」全国的にも貴重な滋賀県立公文書館が所蔵する約1万4000冊の歴史公文書。その所蔵資料をもとに明治期から昭和期までの滋賀県のあゆみを豊富な資料写真を交えて、わかりやすく紹介。知られざる湖国の近代史。

目次

発刊に寄せて  滋賀県知事 三日月大造
はじめに    滋賀県立公文書館長 松本直樹

第1部 明治・大正・昭和の滋賀県
第1章 滋賀県の誕生──明治元~十年
【概説】大津県の時代/滋賀県の誕生/新しい自治の仕組み/
 滋賀県の「文明化」/藩士たちの明治維新/「史誌編輯」のはじまり
 1 廃仏毀釈と文化財保護
 2 明治時代の城郭保存
 3 簿書専務の設置
 4 第二代県令籠手田安定
 5 近江商人と近江米
第2章 文明開化と滋賀県──明治十一~二十一年
【概説】教員養成のはじまり/彦根製糸場の開業/最初の県会開催/
 鉄道路線の誕生/田川カルバートの建設/新庁舎の完成
 1 彦根製糸場と工女たち
 2 実現しなかった鉄道路線
 3 「海があった時代」の終焉
 4 秘密文書が語る自由民権
 5 彦根城外堀の養魚場
第3章 白熱する滋賀県会──明治二十二~二十六年
【概説】地方制度の確立/インフラの近代化/白熱する滋賀県会/
 饗庭野陸軍演習場の設置/大津事件
 1 皇室と近江の幸
 2 瀬田唐橋は木造か鉄筋か
 3 県庁移転騒動
 4 幻の坂井郡
 5 瀬田川浚渫と大越亨
第4章 相次ぐ災害と戦争──明治二十七~四十四年
【概説】琵琶湖大水害の発生/府県制・郡制の施行/日清戦争と日露戦争/
 古社寺保存法の成立/「地方改良」の時代/姉川地震と震災記録
 1 湖国のスポーツ大会
 2 近江鉄道の軌跡
 3 大津市誕生
 4 天気予報のはじまり
 5 京阪電鉄と京津電車
第5章 大正から昭和へ──大正元~昭和二十年代
【概説】政友会の党勢拡大/景勝地の利用と保護/滋賀県史の編纂/
 関東大震災の発生/悠紀斎田の選定/都市計画の策定
 1 「未発」の米騒動
 2 外国貴賓のおもてなし
 3 国際ホテルのさきがけ
 4 梵鐘を守った文化財技師
 5 GHQの時代
 6 マラリアの撲滅

第2部 滋賀県立公文書館の紹介
第1章 利用案内
 寄稿 公文書館への序章 元滋賀県審議員 梅澤幸平
第2章 所蔵資料の解説
 1 県官員履歴
 2 社寺明細帳
 3 府県史料『滋賀県史』
 4 琵琶湖疏水関係文書
 5 古社寺調書編冊
 6 湖国巡幸の記録

関連年表
あとがき

前書きなど

 「公文書」という言葉からどのようなことをイメージされるでしょうか。公文書は主に行政が法令等の執行や諸活動を行う上で作成や取得した文書であり、あまり普段は、目にする機会も少ないかもしれません。
 しかしながら県が有する公文書は、過去の県や市町村などの地方行政の組織や制度、施策やその実施状況に加え、県民の皆さんのさまざまな活動や生活の実情などを知る上で、歴史資料としての価値も非常に高いものがあります。
滋賀県では戦災や大規模な自然災害等の発生が全国に比べて、少なかったこともあり、明治期から昭和戦前期までの公文書が県庁内の文書庫に良好な状態で長年保存されてきました。こうした文書は、平成二十五年三月に滋賀県指定有形文化財(歴史資料)に指定されています。
 本県ではこれまでこうした公文書を「歴史的文書」と定義し、県庁舎内に「県政史料室」を開設して、利用やレファレンス業務を行ってきました。
 この間、国における公文書等の管理に関する法律の制定(平成二十三年四月施行)など、歴史的価値を有する公文書の保存・利用への関心の高まりを受け、本県においても平成二十七年七月に「滋賀県公文書管理に関する有識者懇話会」を設置するとともに、公文書管理に係る統一的なルールや歴史公文書の移管等について、全庁的な議論を行い、平成三十一年二月県議会に「滋賀県公文書等の管理に関する条例」および「滋賀県立公文書館の設置および管理に関する条例」を上程、同年三月二十二日に公布する運びとなりました。
 公文書館法に基づく公の施設としての公文書館としては、全国の都道府県立では遅咲きの設置ではありましたが、県民の知る権利を謳った本県の公文書管理条例の中で、歴史公文書を永久保存する施設として公文書館がしっかりと位置付けられました。そして、この二つの条例は、令和二年四月一日から施行され、同日には、コロナ禍の中、ささやかではありましたが、開館式を行いました。
 本書は、この滋賀県立公文書館の開館を記念し、当館が所蔵する特定歴史公文書等の特色や魅力を県民の皆さんをはじめ多くの方々に御紹介し、広く御利用いただく契機となればとの思いから刊行するものです。
 第一部は、当館の所蔵資料をもとに、明治から昭和までの本県の歩みを通史的にたどる内容になっていて、県政史料室(当館の前身)時代の展示図録や、滋賀県の文化情報誌『湖国と文化』の連載記事を中心に、時代の流れに沿って再編集したものです。
 第二部では、当館の利用案内や沿革、主な所蔵資料についての解説・紹介をしております。
 本書を手に取っていただくことにより、歴史公文書の魅力とともに、近代の滋賀県の歴史やそれを裏付ける一次資料を保存する当館に親しみを感じていただき、是非一度御来館の上、閲覧していただければ幸いに存じます。

著者プロフィール

滋賀県立公文書館  (シガケンリツコウブンショカン)  (企画・編集

歴史資料として重要な滋賀県の公文書等を適切に保存し、未来へ伝えるとともに、広く県民等に利用していただくための県の施設。所蔵資料の利用請求対応や展示・講演会の企画、保存期間満了文書の評価選別、情報紙『滋賀のアーカイブズ』の刊行などを行っている。
URL:https://archives.pref.shiga.lg.jp/

上記内容は本書刊行時のものです。