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邪馬台国と狗奴国の時代
古墳の方位が示すもの
発行:サンライズ出版
A5判
192ページ
並製
価格
1,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年6月
- 書店発売日
- 2018年6月30日
- 登録日
- 2018年6月4日
- 最終更新日
- 2018年6月28日
紹介
邪馬台国は近江東南部の野洲川流域にあり、伊勢遺跡(滋賀県守山市・栗東市)はその祭祀施設だとする著者が、陰陽五行思想などから推察を重ね、卑弥呼の墓は琵琶湖対岸の比叡山付近(大津市)にあったと唱える。また、その王墓は白村江の戦いでの大敗後、ヤマト政権による近江遷都時に纒向遺跡の箸墓古墳(奈良県桜井市)に合葬された。その理由として、古事記と日本書紀の意外な編集方針の一つに言及する。
目次
はじめに
1章 弥生の王墓
2章 気候変動と大地震
3章 伊都国の交易
4章 住民の移住と鉄鍛冶王の東遷
5章 近江の伊勢遺跡
6章 漢の明堂と伊勢遺跡
7章 前期邪馬台国の伊勢遺跡
8章 濃尾平野の高所塚墓
9章 狗奴国の上円下方壇
10章 後期邪馬台国の王宮と墓地
11章 ヤマト国の建国
12章 倭国の対外関係
邪馬台国関連年表
参考文献
前書きなど
本稿はNPO法人守山弥生遺跡研究会(以下「研究会」という。)の会員である筆者が、2016年5月22日滋賀県守山市における総会において、「伊勢遺跡で何が行われたのか─卑弥呼の墓は近江にあるのか─」と題して講演したものに筆を加えたものである。
書名の『邪馬台国(やまたいこく)と狗奴国(くなこく)の時代』は、本来であれば『邪馬壹国(やまいちのくに)と狗奴国(かぬのくに)の時代』とすべきであるが、現在一般的な表記とした。
上記内容は本書刊行時のものです。