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新聞連載小説の挿絵でみる近代日本の身装文化
発行:三元社
B5判
528ページ
定価
10,000円+税
- 初版年月日
- 2019年12月
- 書店発売日
- 2019年12月20日
- 登録日
- 2019年11月28日
- 最終更新日
- 2019年11月28日
書評掲載情報
2020-02-23 | 読売新聞 朝刊 |
2020-01-19 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
明治から昭和の「描かれた日常」――
明治から昭和前期の日本人の身装[身体と装い]の変容を、膨大な挿絵から読み解いていく。当時、大衆に愛された新聞連載小説の挿絵には、高価な写真機の被写体にはなり得なかった「日々のすがたと暮らし」が活写されている。服装、髪型にとどまらず、人々をとりまく環境、情景、美意識など、人の「装う心」を主軸とした日常のありさまの移り変わりを、絵でみて体験できる一冊。
目次
まえがき
解説「身装資料としての新聞連載小説の挿絵――明治・大正・昭和前期」
■主題別にみる日本人のすがたと暮らし
必需の数々:「書生羽織」「顔、襟、胸を覆う」「ケット」「猿股/パンツ」「お高祖頭巾」「被布」「ハンカチーフ」「寝間着」「ワイシャツ」
身繕い:「鏡の前の女」「束ね髪」「島田と丸髷」「世紀末の束髪」「夜会巻」「花月巻/二百三高地」「剪前髪」「髪に手をやる」「洋髪」「女優髷」「西洋人の顔のように」
日々の情景:「針しごと」「掃除と水しごと」「手水をつかう」「花魁部屋」「下宿暮らし」「遊芸のお稽古」「座敷の洋装」
情態:「ひるがえるきもの」「ゆるみと襞で包む」「腕まくり/肩脱ぎ」「袖と袂」「羽織落し」「ふところ」「裾を曳く」「裾の扱い」「帯結び」「すわる/うずくまる」「寝そべる/腹這う」「寝倒れる」「いすに腰かける、凭れる」
■年代順にみる日本人のすがたと暮らし
明治:1868~1911年
大正:1912~1926年
昭和(前期):1927~1945年
■資料
「初期の新聞小説挿絵画家一覧」
「身装資料としての挿絵つき主要新聞小説年表(1888~1945年)」
あとがき
事項索引
挿絵画家索引
小説作家索引
上記内容は本書刊行時のものです。