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オスカー・ワイルドとコーヒータイム マーリン・ホランド(著/文 | 原著) - 三元社
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オスカー・ワイルドとコーヒータイム (オスカーワイルドトコーヒータイム)

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発行:三元社
四六変型判
144ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-88303-499-4   COPY
ISBN 13
9784883034994   COPY
ISBN 10h
4-88303-499-2   COPY
ISBN 10
4883034992   COPY
出版者記号
88303   COPY
Cコード
C0023  
0:一般 0:単行本 23:伝記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年12月
書店発売日
登録日
2019年11月15日
最終更新日
2019年11月21日
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紹介

 「悪魔の辞典」のごときしゃれた警句で世に知られるオスカー・ワイルド。かれはヴィクトリア朝ロンドンの伊達男そのものだった。ただしそれは愚かな名誉毀損訴訟を起こし、悲劇的な破滅に追い込まれるまでのこと。とはいえ「同性愛の罪」による投獄だけで、その名が歴史に刻まれたわけではない。『ドリアン・グレイの肖像』『真面目が肝心』など珠玉の作品がワイルドの名を不朽のものとしている。
さあ、彼自身に語ってもらいましょう。
 作者マーリン・ホランドは、ワイルドの血を引く唯一の孫であり、20年以上にわたり祖父の生涯と作品についての研究をおこなってきた。その“悪名馳せる”がゆえに祖父の名を奪われた実の孫が架空のインタビューをする、という“皮肉”な設定は、ワイルドの残酷な運命と没後の世界的な影響力を知るうえで、おあつらえむきとも言えるだろう。

目次

まえがき サイモン・キャロウ
はじめに
オスカー・ワイルド(1854-1900)小伝
オスカー・ワイルドとコーヒータイム
   ワイルド氏登場
   ギリシア語を学んで
   美学の教授
   アメリカとの出会い
   ほぼきちんとした生活
   ミドルクラスに与えた衝撃
   黒豹たちとの宴
   危険な友情
   名誉毀損裁判
   汚名にまみれた唯美主義者
   獄中の物書き
   名ばかりの自由
   最終幕
   没後 
参考文献
索引
訳者あとがき

著者プロフィール

マーリン・ホランド  (マーリンホランド)  (著/文 | 原著

オスカー・ワイルドのただ一人の孫で、20年にわたり祖父の生涯と作品についての調査を行なっている。The Complete Letters of Oscar Wilde(『ワイルド全書簡集』)の共同編集者の一人で、写真つきの伝記The Wilde Album(ワイルドのアルバム』)および1895年の名誉毀損訴訟の記録を初めて検閲なしで発表したIrish Peacock and Scarlet Marquess(『ワイルド裁判実録』)の著者でもある。この訴訟ののち、ワイルドの妻コンスタンスは姓をホランドと変えざるをえない状況に追い込まれ、以後、親族がそれをワイルドに戻すことはなかった。

サイモン・キャロウ  (サイモンキャロウ)  (著/文 | 原著

俳優として映画、テレビ、舞台で活躍する他、作家としても活動している。一人芝居『オスカーであることが肝心』でオスカー・ワイルドを演じた。また 評伝『オスカー・ワイルドと仲間たち』の著者でもある。

前沢浩子  (マエザワヒロコ)  (翻訳

津田塾大学卒、同大学大学院博士課程修了、獨協大学教授。著書に『生誕450年 シェイクスピアと名優たち』、共著に『シェイクスピアを読み直す』『エリザベス朝演劇の誕生』など。訳書に『シェイクスピアとコーヒータイム』など。

上記内容は本書刊行時のものです。