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オスカー・ワイルドとコーヒータイム
発行:三元社
四六変型判
144ページ
定価
1,500円+税
- 初版年月日
- 2019年12月
- 書店発売日
- 2019年12月11日
- 登録日
- 2019年11月15日
- 最終更新日
- 2019年11月21日
紹介
「悪魔の辞典」のごときしゃれた警句で世に知られるオスカー・ワイルド。かれはヴィクトリア朝ロンドンの伊達男そのものだった。ただしそれは愚かな名誉毀損訴訟を起こし、悲劇的な破滅に追い込まれるまでのこと。とはいえ「同性愛の罪」による投獄だけで、その名が歴史に刻まれたわけではない。『ドリアン・グレイの肖像』『真面目が肝心』など珠玉の作品がワイルドの名を不朽のものとしている。
さあ、彼自身に語ってもらいましょう。
作者マーリン・ホランドは、ワイルドの血を引く唯一の孫であり、20年以上にわたり祖父の生涯と作品についての研究をおこなってきた。その“悪名馳せる”がゆえに祖父の名を奪われた実の孫が架空のインタビューをする、という“皮肉”な設定は、ワイルドの残酷な運命と没後の世界的な影響力を知るうえで、おあつらえむきとも言えるだろう。
目次
まえがき サイモン・キャロウ
はじめに
オスカー・ワイルド(1854-1900)小伝
オスカー・ワイルドとコーヒータイム
ワイルド氏登場
ギリシア語を学んで
美学の教授
アメリカとの出会い
ほぼきちんとした生活
ミドルクラスに与えた衝撃
黒豹たちとの宴
危険な友情
名誉毀損裁判
汚名にまみれた唯美主義者
獄中の物書き
名ばかりの自由
最終幕
没後
参考文献
索引
訳者あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。