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エビデンスに基づく高齢者の作業療法 アニタ・アトウォル(編) - ガイアブックス
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エビデンスに基づく高齢者の作業療法 (エビデンスニモトヅクコウレイシャノサギョウリョウホウ)

医学
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B5変形判
縦240mm 横168mm 厚さ14mm
272ページ
並製
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-88282-931-7   COPY
ISBN 13
9784882829317   COPY
ISBN 10h
4-88282-931-2   COPY
ISBN 10
4882829312   COPY
出版者記号
88282   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年10月
書店発売日
登録日
2014年8月19日
最終更新日
2014年12月16日
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紹介

高齢者を対象とした作業療法士のための実践的専門書。原著2版となる本書では、最新のエビデンスを追加したほか、豊富なケーススタディ、日本未導入の評価ツールも意欲的に紹介している。多くの作業療法士にとって馴染みの深いWHO(世界保健機構)によるICF(国際生活機能分類)をベースに、高齢者を取り巻く社会的状況や健康状態、加齢が心身機能に及ぼす影響、加齢と身体構造や、高齢者に見られる疾患、社会活動への参加とコミュニケーションについて体系的に読み解き、クライエントへの創造的な介入法を示す。高齢社会における作業療法の現場において、知識と臨床の架け橋となる貴重な一冊。

目次

第1章 序論
本書の活用法/作業療法の実践の課題/ICFと作業療法/枠組みとしてのICFの活用/高齢者に関わるようになった理由

第2章 老化の視点
老年期とは?/個人因子と老年期/老化理論/生物学的な老化理論/有病状態の圧縮理論/心理社会的な老化理論/生物心理社会的な老化理論/障害を有する人の老年期/高齢者と作業的公正/作業的移行/サクセスフル・エイジングと作業的公正

第3章 高齢者の社会的状況
年齢差別─態度、価値観、先入観、固定観念/異文化間の視点/高齢者の社会的ネットワーク/社会的支援の種類/支援ネットワークの類型/高齢者の社会的状況の成員としてのペット/社会的支援のリソースとしての医療専門職/社会的状況の機能不全/社会的状況、健康、寿命/社会的状況と意味のある作業/作業療法士にとっての意味

第4章 作業療法の実践に関する政策とその意味
世界的な視点/国際的状況/イギリスの社会政/協働的実践/結論

第5章 健康状態とアクティブ・エイジング
双極性障害 メラニー・マンリー/がん レイチェル・ベントレー/慢性閉塞性肺疾患 クリスティーナ・リチャーズ/冠動脈心疾患 カースティー・タッターソール/認知症と高齢者 アリソン・ウォーレ/うつ病 アリス・マッケンジー/骨折と骨粗鬆症 アンナ・L・プラット/学習障害 アリソン・リリーホワイト/筋骨格疾患、関節炎 メアリー・グラント/パーキンソン病 アン・マッキンタイア/統合失調症 ジャクリーン・ローソン/脳卒中 テレーズ・ジャクソン/高齢者の転倒 アン・マッキンタイ

第6章 身体の老化─心身機能・身体構造:第1部
神経系/末梢神経系(PNS)/音声と発話/精神機能/全般的精神機能/個別的精神機能/感覚系の構造と機

第7章 身体の老化─心身機能・身体構造:第2部
身体系(構造、機能)における重要な生理学的変化/外皮系/心血管系/呼吸器系/免疫系/神経筋骨格系/消化器系/消化器系の疾患/内分泌系/泌尿生殖器系の構造と機能/生理学、ホメオスタシス障害、作業─これらの相互作用により生じる脅威

第8章 作業とサクセスフル・エイジング─活動と参加
学習と知識の応用/一般的な課題と要求/コミュニケーション/運動・移動/セルフケア/家庭生活/家事/他者への援助/対人関係/教育、仕事、雇用/コミュニティライフ・社会生活・市民生活

第9章 環境の影響、生産品、用具
交通手段と運転/生産品と支援的な用具 アニタ・アトウォル/視覚障害のための設計および支援的用具 アンソニー・スレーター、サラ・ブキャナン/住宅と自宅訪問/自然災害と人的災害 マーカス・シヴェルミュラ

著者プロフィール

アニタ・アトウォル  (

PhD, MSc, DipCOT, FHEA
1989年にダービー作業療法学校で作業療法士の資格を取得後、急性期病棟、老年科、神経科で幅広く経験を積む。特に急性期病棟の高齢者に関心を持ち、国内外の査読誌に30以上の論文を発表。定期的に国内外の学会で発表を行っている。学生、研究者、臨床医、利用者の支援と能力向上を通じて実践の水準を高めることを目的とするブルネル大学の専門職実践研究のディレクター。

アン・マッキンタイア  (編著

PhD, MSc, PGCertTLHE, DipCOT
1997年よりブルネル大学の講師(作業療法)をつとめ、現在は同大学の作業療法のMSc課程(事前登録)プログラムの責任者。学部・大学院の作業療法と理学療法の授業も担当。これまでに急性期医療、運動障害児の神経学的リハビリテーション、高齢者の地域リハビリテーションに従事。サクセスフル・エイジング、実践でのICFの活用に関心を持っている。認知症の高齢者とその介護者の転倒経験に関する研究で博士号を取得。ブルネル大学エイジング研究所の研究員。

金子 唯史  (かねこ ただふみ)  (

1981年長崎市生まれ。長崎医療技術専門学校(作業療法学科)卒業後、高知県の近森リハビリテーション病院入職。2004年より中枢神経疾患において世界的に認知されている治療的アプローチ「ボバース概念」と医療の最先端を学ぶため、順天堂大学医学部附属順天堂医院に入職。2012、13、14 年イギリス(マンチェスター2 回、ウェールズ1 回)にて国際ボバース上級講習会修了。2015年3月で10年間勤務した順天堂医院を退職し、2015年4月より東京都内にて脳卒中やパーキンソン病などの神経難病疾患を対象に、麻痺の改善、疼痛緩和、機能回復に向けたリハビリテーション・セラピーを自由診療(自費診療)にて提供する治療院「STROKE LAB(すとろーくらぼ)」を開設。翻訳書に『近代ボバース概念 理論と実践』『エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション』(いずれもガイアブックス)がある。

吉水 淳子  (よしみず じゅんこ)  (

奈良女子大学文学部社会学科哲学専攻を卒業後、大阪府立大学大学院綜合科研究学科文化学専攻を修了。医薬翻訳者として、独語および英語の翻訳を手掛ける。訳書に、『クラニオセイクラル・オステオパシー』『整形外科における理学療法』(いずれもガイアブックス)など。

上記内容は本書刊行時のものです。