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五行歌集 配達員
発行:市井社
文庫判
200ページ
定価
500円+税
- 初版年月日
- 2021年3月
- 書店発売日
- 2021年3月8日
- 登録日
- 2021年2月27日
- 最終更新日
- 2021年2月27日
紹介
歌はあこがれの心から起こるという。
この歌集を読んで思ったことは、そのことだった。あこがれの心がいじらしくてあわれであり、その心が歌集全体を包み、引きこまれるようなよさとなっている
(中略)
配達員!
彼は配達員だという。配達員がうたびとである。配達を書いた歌の節々にいじらしいあこがれの心が疼く。よく配達員になってくれた、と思う。そうでなければ、私は配達員たちの心をずっと知らないで過ごすところだった。
彼が歌を書く配達員だから、人々にそれがわかるのだ。
それでこそ、うたびとだろうと思う。
(草壁焔太 跋文より)
上記内容は本書刊行時のものです。