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ぼくは福祉で生きることにした
お母ちゃんがくれた未来図
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年9月5日
- 書店発売日
- 2022年9月5日
- 登録日
- 2022年6月23日
- 最終更新日
- 2022年9月8日
紹介
19歳大学生。ひょんなことで介助を手伝うことになり、その男性のお母ちゃんと出会ったことが運命を変えた。学年ビリ、茶髪でチャラチャラしていたぼくが、福祉事業のNPO法人を立ち上げて20年。いつの間にかのめりこみ、1人でも多くの人に福祉の魅力を伝えたいと思うほどになりました。
福祉は何も特別なものではなく、ぼくたちの暮らしそのものです。学生ヘルパーだった4人の仲間で始めたNPO。大阪を拠点に、20以上の事業、かかわる学生を含めスタッフ200人以上に育てた著者が、もしかしたら「自分には何もできない」「やりたいことがわからない」「福祉は特別なもの」と思い込んでいる若者たちに贈る口語の語りおろし。福祉関連の起業・就職をめざす人にも好適なガイドとなる1冊。
目次
第一章 福祉と出合う
「大学にも行かず小遣いで夜な夜な遊び、モテたくてコンパに明け暮れていたぼくと、お母ちゃんとの出会い。」
一流のチョコ/ みらいずの二十年/ 勉強には縁がなかった/ 初めて抱いた夢/ 崩れ去った価値観/ 話すだけで時給一八〇〇円?/ お母ちゃん/ おれらでも、できるもんやな/ 有償ボランティア/ 地震が起こったらこの子はどうなる/ [コラム]ガイドヘルパーとは
第二章 みらいず誕生。ヘルパー派遣、代行します
「時給1800円に惹かれ、なにもわからず始めた介助。「おれらにもできるもんなんやな」。創業メンバーと出会う。」
創業の仲間たち/ [コラム]公益性の高い事業を行う「社会福祉法人」/ つくりたいのはカップラーメン/ メンバーたちの変化/ 仕事だったらどうする?/ 「みらいず」誕生/ [コラム]NPO法人のつくり方/ ヘルパー派遣します/ 家庭教師派遣事業「ラーンメイト」/ [コラム]発達障害者への支援/ 会費一万円の価値?/ 目指せ! 固定給二〇万/ 支援費制度のスタート/ お母ちゃんに「社長さん」と呼ばれて/ [コラム]福祉の仕事に役立つ資格
第三章 変わらない現実
一度や二度ではない「責任者を出せ!」。障害福祉って一体なんなんや……経営を学ばなきゃ何もできない。
代表を出せ!/ 困らせているのは誰だ/ 三百六十五日の支援?/ 経営を学ぶ/ オプション事業?/ NPO法人「ふわり」/ [コラム]成年後見制度/ お母さんが倒れた!/ 変わらない現実/ [コラム]障害福祉サービスの体系
第四章 施設から地域へ―当事者たちの活動
「先輩の起業家たちから学んだ。福祉は何も特別なものではない、ぼくたちの暮らしそのものなんだ!」
三つの世代/ 地域で見守るということ/ 制度外に振り切る/ 「学生部」をつくる/ [コラム]スクールソーシャルワーカーの仕事/ 社会を変える仕事/ のーまらいず/ 自分も変われる/ [コラム]社会起業家インタビュー 認定NPO法人ホームドア代表・川口加奈さん/ 介護保険事業へ/ ひとりよがりの支援/ 同意はできません/ [コラム]介護保険
第五章 すべてを失って、被災地支援へ
「お母ちゃんにがんが見つかった。2011年3.11。支援に飛び出した。お母ちゃんも彼女も去った。何をすれば……」
東日本大震災/ 喧嘩売ってんのか/ 避難所にも行けない/ 現地で見たこと―当時のブログより/ 一人ぼっちのワンルーム/ 最大の危機と断捨離
第六章 福祉を変える、社会を変える
「本当にやりたいことに向き合おう。投げられたボールはちゃんと投げ返す。新しい福祉の未来図を描く。」
本当にやりたいことに向き合う/ 人材をどう育てるか/ [コラム]自分にあった福祉の仕事を見つける/ 福祉の常識?/ 予防支援―嫌われるがちょうどいい/ 子どもや若者へのクーポン/ [コラム]子どもの貧困/ BCP策定/ 変わらないこと、変わり続けること
上記内容は本書刊行時のものです。