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地域の伝統を再構築する創造の場
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年4月26日
- 書店発売日
- 2021年5月6日
- 登録日
- 2021年1月21日
- 最終更新日
- 2022年8月4日
紹介
地域の伝統や固有性を内包する人材・作品・教育・研究が、 文化・産業・社会の各面に活用できる
体系知識としてコミュニティに伝達されれば、 地域の固有価値は拡大創出される。
地域ニーズに呼応して革新・継承をめざす工芸の創造環境と創作家個人の相関性、教育研究機関
の帰属人材とのネットワークは何を生み出せるか?
本書は2010年度から現在まで、京都・金沢広域圏で延べ300時間超、175名以上に及ぶ各関係機関の運営責任者・担当者、教員・講師、学生・研修者、地域を拠点とする工芸作家ら幅広い学識者を取材調査。地域固有の芸術文化の創造と享受(消費)を担う、人材・情報・教育ネットワークの最適化を模索する一冊。
目次
はじめに
本書における用語の定義と説明
1 理論の考察
1.1創造の場
1.2クラスターやコミュニティにおける大学の位置づけ
1.3 工芸人材の能力開発とその評価
1.4 地域固有性と社会構造の変移
1.5 仮説
1.6 構成
2 教育研究機関とそれらを取り巻く創造環境の変遷
2.1 文化政策の方向性と教育研究機関の役割
3 芸術系大学のネットワークにおける創造の場
3.1 本章の論点と構成
3.2 芸術系大学ミュージアム
3.3 芸術系大学の社会連携システム
3.4 小括
4 美術館のネットワークにおける創造の場
4.1本章の論点
4.2 地域中核美術館の存在意義
4.3 地域中核美術館における創作発表と知識情報化の場
4.4 創作発表と知識情報化の場を構成する主要素と補完性
5 専門技術研修所(研究所)のネットワークにおける創造の場
5.1 本章の論点
5.2 コミュニティにおける専門校の位置づけ
5.3 京都の事例
5.4 金沢広域圏(石川)の事例
5.5 組織内創造の場と組織間ネットワークとの関係性
5.6 外部波及効果
6 陶芸作家のキャリアパスと教育研究機関における創造の場
6.1 本章の論点
6.2 調査方法
6.3 地域固有性と世代間変移を考察する陶芸作家のキャリア調査
7 教育研究機関のネットワークにおける多元的な創造の場
7.1 教育研究機関の集積におけるネットワーク
7.2 教育研究機関と工芸品産地(クラスター)
おわりに
あとがき、参考文献、索引
上記内容は本書刊行時のものです。