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ワインスケープ 鳥海 基樹(著) - 水曜社
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ワインスケープ (ワインスケープ) 味覚を超える価値の創造

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発行:水曜社
A5判
400ページ
並製
価格 3,800円+税
ISBN
978-4-88065-445-4   COPY
ISBN 13
9784880654454   COPY
ISBN 10h
4-88065-445-0   COPY
ISBN 10
4880654450   COPY
出版者記号
88065   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年6月
書店発売日
登録日
2018年4月26日
最終更新日
2018年7月6日
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紹介

「喉が鳴る景観」を保存し価値を高める都市計画とは

ワインスケープとはフランスのブドウ畑と直近にある醸造や貯蔵、発酵室・樽熟成庫・瓶貯蔵施設など関連する施設と、それに伴う農道などの交通基盤が形成する景観のことである。 そこでは景観と調和した町並みの整備によりイメージを向上させ生産物や観光面での付加価値を増加をもたらしている。

本書はフランスの銘醸地のワインスケープを主軸に建築学と都市計画の視点から文化的景観の保存を困難にする要因と対抗した制度設計、保存論理、それらを活用した観光の実態、新たなワインスケープの創造に関する分析をまとめたものである。文化財保護や都市計画ありきではなく、理想の生活や産業の実現のためにどのような規制や事業が必要なのか。ワインスケープの保全の観点からフランス都市計画を論じた本書は「おもてなし」や「食文化」など文化の発信、「観光立国 日本」を正しく推し進めるためのまちづくり関係者への一冊

目次

序 マンガストロノミー、喉が鳴る景観、ワインスケープ
第1編 フランスの、そして世界のワインスケープで今、何が起きているのか
第1章 フランス、そして世界のワインスケープの現在
第2章 ワインスケープの保全と刷新のための制度
第3章 飲食と銘醸地の世界遺産
第2編 フランスに於ける銘醸地世界遺産の論理、展開、そして脱線
第4章 サン・テミリオン自治区 ー原産地統制呼称(AOC)制度、拡張、博物館都市
第5章 シャンパーニュの丘陵・メゾン・酒蔵 ー呼称保護、現代のストーリー、産業遺産
第6章 ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ ー衒学的強弁、ヴァナキュラーな遺産、的外れな議論
第3編 フランスに於けるワインスケープの向かう先
第7章 文化財保護と都市計画の6次産業化 ーファッション化、テロワール、ラギオール観光
第8章 ワイン観光 ー惰眠、販売補完策、子供の取り込み
第9章 現代建築のワイナリー
第10章 俯瞰と展望 ースマート・スプロール、好い加減の文化財保護、マイナスの政治主導、しかし植民地化の懸念

著者プロフィール

鳥海 基樹  (トリウミ モトキ)  (

首都大学東京 都市環境学部 建築学科准教授。1993年東京大学工学部都市工学科卒業、1995 年同大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了、2001 年同博士課程退学、1995-1997 年パリ・ラ・ヴィレット建築大学校、1997-1999 年パリソルボンヌ大学地理学院、1997-2001年パリ社会科学高等研究院、1999年及び2000年パリ市外局パリ都市計画アトリエ研修員、2001年東京都立大学工学研究科建築学専攻専任講師、2004年東京文化財研究所国際文化財保存修復協力センター協力研究員兼担、2005年首都大学東京都市環境学部講師、2006年政策大学院大学非常勤講師。

上記内容は本書刊行時のものです。