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こども性教育 (おそい・はやい・ひくい・たかい No.113) 岡崎 勝(著/文) - ジャパンマシニスト社
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こども性教育 (おそい・はやい・ひくい・たかい No.113) (コドモセイキョウイク)

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四六判
192ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-88049-663-4   COPY
ISBN 13
9784880496634   COPY
ISBN 10h
4-88049-663-4   COPY
ISBN 10
4880496634   COPY
出版者記号
88049   COPY
Cコード
C0077  
0:一般 0:単行本 77:家事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年7月25日
書店発売日
登録日
2022年6月27日
最終更新日
2022年10月13日
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紹介

《実録》愛と希望を語る90分
こども性教育
岡崎 勝(小学校教員)/宮台真司(社会学者)

【1時間目】 どうして一人ぼっちは寂しいの?
──いつでもつながれるのに「孤独」な時代
●なぜ私たちは「孤独」をおそれるのか?
ぼくが子どもだった時代にあったもの/家族がいてもいなくても、死ぬときは一人ぼっち/「孤独」になると、早死にしやすくなる/「孤独」を合理化するために敵をつくる
●「集団」から「個人」の暮らしになったのは、どうして?
近所づきあいがなくなり、どこにいても電話がつながる時代/地域のおじちゃん・おばちゃんのお店で買い物をしていたころ/「安全・便利・快適」によって失われたもの

【2時間目】「恋愛・セックス・結婚」はどう変わったの?
──統計に見る日本人の意識と現実
●したいけど、できない? それとも、したくない?
減少が進む若者の「性体験率」/「恋愛稼働率」は女性が男性の二倍/いまの若者は将来「結婚」できない?
●「恋愛」の相手に求めるのは?
好みの相手を探すことから始まる「恋愛」で起こること/コロナ禍で増加したマッチングアプリでの出会い/女性が結婚で重視するのは「愛よりも金」/日本の家族の絆は非常に弱い/ネット上の人間関係は、困ったときに助けてくれない

【3時間目】「いい恋愛」をするには、どうしたらいいの?
──これからを生きる「希望」を見出すために
●なぜ「恋愛」がしたいんだろう?
大人たちの意識や生活の変化と「性体験率」の関係/「同じ世界」で一つになる体験がなくなって/「恋愛」をしたら「幸せ」「楽しい」?/「恋愛」をしたいと思わないのはなぜ?/「恋愛関係」と「友だち関係」は、どこがちがう?/セックスがないと「恋愛」は成り立たない?/コクって「イエス」があれば「つきあっている」?
●本当の「恋愛」ってなんだろう?
「恋愛」って、いつ始まったの?/どんな価値観を選ぶ?/自分の相手が別の人とデートをしたら怒る?/「究極の相手」はどう確かめる?/「同じ世界」に入ることと、セックスはどこがちがう?/なぜ「危険」とわかっているセックスをするの?/セックスは「不安」なのに、なぜ意識してしまうの?/それでもやっぱり「恋愛」したいのはなぜか?

質問コーナー 大人も、子どもも、さらに教えて宮台さん!

【小学生向け岡崎先生の特別授業】
「大人」になるみんなへ
──男の子と女の子、そして家族のこと
●体と心の「プライベート」な部分って、どんなこと?
「成長」について考えてみよう/ほかの人にさわられたら困る体の部分/男と女の体って、どうちがうの?/性別は「男」と「女」だけじゃない/「プライベート」なことを話すときは相手のことを考えて
●家族や友だちと仲よくつきあうには、どうしたらいいんだろう? 
お父さん・お母さんが「口うるさい」のはどうして?/最初はできなくても「家事」にチャレンジしてみよう/便利な生活のなかで、どうしたら幸せになれる?/「いい友だち」がほしかったら、まずは自分をみがくこと

講座のあとで
●おわりに この本を手にした大人のみなさんへ
「挫折の先取り」で「恋愛」を不可能にしないように/宮台真司(社会学者)
「性愛」はおもしろいことだと伝えるために/ 岡崎 勝( 小学校教員)

Oha通信
不登校のあとの暮らし方──「働く」までのまわり道(5) 居場所との出会い 野田彩花(フリーライター)/アニメをこんなふうに観てみると(23) 『竜とそばかすの姫』に見る思春期の心のかたち/村瀬 学(児童文化研究者)/〈お・は〉編集人の学校再生提案(最終回) 〈気をつけ〉にある「身体の管理操作の快感」 岡崎 勝 小学校教員

目次

目 次

〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉を編むにあたって 3
岡崎 勝 〈お・は〉編集人/小学校教員

《実録》愛と希望を語る90分
こども性教育
岡崎 勝(小学校教員)/宮台真司(社会学者)

講座の前に 13

【1時間目】 どうして一人ぼっちは寂しいの?
──いつでもつながれるのに「孤独」な時代
●なぜ私たちは「孤独」をおそれるのか?
ぼくが子どもだった時代にあったもの 19/家族がいてもいなくても、死ぬときは一人ぼっち 20/「孤独」になると、早死にしやすくなる 23/「孤独」を合理化するために敵をつくる 25
●「集団」から「個人」の暮らしになったのは、どうして?
近所づきあいがなくなり、どこにいても電話がつながる時代 29/地域のおじちゃん・おばちゃんのお店で買い物をしていたころ 32/「安全・便利・快適」によって失われたもの 33

【2時間目】「恋愛・セックス・結婚」はどう変わったの?
──統計に見る日本人の意識と現実
●したいけど、できない? それとも、したくない?
減少が進む若者の「性体験率」 37/「恋愛稼働率」は女性が男性の二倍 37/いまの若者は将来「結婚」できない? 43
●「恋愛」の相手に求めるのは?
好みの相手を探すことから始まる「恋愛」で起こること 47/コロナ禍で増加したマッチングアプリでの出会い 49/女性が結婚で重視するのは「愛よりも金」 52/日本の家族の絆は非常に弱い 53/ネット上の人間関係は、困ったときに助けてくれない 55

【3時間目】「いい恋愛」をするには、どうしたらいいの?
──これからを生きる「希望」を見出すために
●なぜ「恋愛」がしたいんだろう?
大人たちの意識や生活の変化と「性体験率」の関係 61/「同じ世界」で一つになる体験がなくなって 62/「恋愛」をしたら「幸せ」「楽しい」? 63/「恋愛」をしたいと思わないのはなぜ? 66/「恋愛関係」と「友だち関係」は、どこがちがう? 69/セックスがないと「恋愛」は成り立たない? 71/コクって「イエス」があれば「つきあっている」? 73
●本当の「恋愛」ってなんだろう?
「恋愛」って、いつ始まったの? 77/どんな価値観を選ぶ? 80/自分の相手が別の人とデートをしたら怒る? 82/「究極の相手」はどう確かめる? 83/「同じ世界」に入ることと、セックスはどこがちがう? 86/なぜ「危険」とわかっているセックスをするの? 88/セックスは「不安」なのに、なぜ意識してしまうの? 89/それでもやっぱり「恋愛」したいのはなぜか? 91

質問コーナー 大人も、子どもも、さらに教えて宮台さん! 94

【小学生向け岡崎先生の特別授業】
「大人」になるみんなへ
──男の子と女の子、そして家族のこと
●体と心の「プライベート」な部分って、どんなこと?
「成長」について考えてみよう 104/ほかの人にさわられたら困る体の部分 106/男と女の体って、どうちがうの? 111/性別は「男」と「女」だけじゃない 118/「プライベート」なことを話すときは相手のことを考えて 121
●家族や友だちと仲よくつきあうには、どうしたらいいんだろう? 
お父さん・お母さんが「口うるさい」のはどうして? 123/最初はできなくても「家事」にチャレンジしてみよう 126/便利な生活のなかで、どうしたら幸せになれる? 128/「いい友だち」がほしかったら、まずは自分をみがくこと 130

講座のあとで 133

●おわりに この本を手にした大人のみなさんへ
「挫折の先取り」で「恋愛」を不可能にしないように/宮台真司(社会学者) 136
「性愛」はおもしろいことだと伝えるために/ 岡崎 勝( 小学校教員) 148

Oha通信

不登校のあとの暮らし方──「働く」までのまわり道(5) 156
居場所との出会い 野田彩花(フリーライター)

アニメをこんなふうに観てみると(23) 165
『竜とそばかすの姫』に見る思春期の心のかたち 村瀬 学(児童文化研究者)

〈お・は〉編集人の学校再生提案(最終回) 171
〈気をつけ〉にある「身体の管理操作の快感」 岡崎 勝 小学校教員

創刊のことば 177
編集後記 178
定期購読者への頼れる特典! 179
アピール 原発のない日本を 180
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 182
〈お・は〉バックナンバー常備店 184
重要なお知らせ 186
〈お・は〉編集人・編集協力人 190
インフォメーション ジャパンマシニスト社森の編集室からのお知らせ 192

版元から一言

前作『お・は』No.112『大人のための「性教育」』は、本号No.113を読み解くための一号だった。
本号は、その実践編。社会学者・宮台真司と小学校教員・岡崎勝が、小学生から大学生、そして保護者達の集まる会場で語った「性と愛の授業」全記録。

宮台は、さまざまなデータや動画を示し、大人たちの性と愛の現実を、私たちが失ってしまったものを、子どもたちに語りはじめた……。
大学生の一人は問う。「現実を知れてすっきりした。希望がもてた。どうして、こういう性教育を学校ではしないのですか」。

上記内容は本書刊行時のものです。