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出版者情報
転校生はかがくぶっしつかびんしょう
発行:ジャパンマシニスト社
A4変形判
価格
1,100円+税
- 書店発売日
- 2019年4月25日
- 登録日
- 2019年3月29日
- 最終更新日
- 2019年5月7日
紹介
ある日、転校生がやってきた。
「松岡さん」と紹介されたその子は、帽子を深々とかぶり、大きなめがねにマスク。長袖長ズボン姿。「なんだか、ちょっとへん」。
「香りが苦手。頭痛や発疹がでる……」不思議な「病気」をもっている。
柔軟剤やニオイのない消臭剤などでも、すぐに具合が悪くなる。
はじめは、転校生に興味を持っていた子たちも、やがて松岡さんを持て余す。
でも、ある日、松岡さんがクラスメートの一人と楽しそうにおしゃべりを……。
どうして? あの子とは大丈夫!?
子どもたちは次々と松岡さんと一緒に過ごすための方法を思いつく。
やがて、春のニオイがやってきて……
版元から一言
香害、化学物質過敏症が、子どもたちにも広がっている。
好き、嫌いの問題にとどまらない。
香料物質、反応物質のとびかう教室では、
発疹、喘息、頭痛、倦怠感などに襲われ、失神をするまでに症状は悪化する。授業に参加できない、お友だちと遊べない。
香料など合成化学物質で困っている子が望むのは、特別なことではない。みんなと一緒に過ごし、学び、遊ぶこと。
転校生・松岡さんをめぐり、クラスメートの出した答えは?
障害を医療モデルから、社会モデルとして捉えることで乗り越えることを学ぶ絵本。
上記内容は本書刊行時のものです。