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オーストロネシア語圏の言語文化
環太平洋言語圏の一言語としての日本語
発行:松籟社
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ11mm
重さ 240g
176ページ
並製
価格
2,400 円+税
2,640 円(税込)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2025年9月30日
- 書店発売日
- 2025年10月15日
- 登録日
- 2025年9月12日
- 最終更新日
- 2025年10月2日
紹介
台湾を起源にマダガスカルから南太平洋にまで広がる言語「オーストロネシア語圏」の神話などを考察し太平洋に広がる言語圏に日本語を位置づける
目次
序
第1章 オーストロネシア語学
オーストロネシア語族の移動
オーストロネシア語族の分布
境界線(スンダランドとサフルランド)
人類の移住
日本語とオーストロネシア語の関係
オーストロネシア語の広がり
イースター島の書記言語
ロンゴロンゴRongorongo
第2章 オーストロネシア語圏の神話―東南アジア文化圏に位置する日本神話
古来の日本文化
日本・オセアニアの神話タイプ
オセアニアの神話
日本の神話
神道と神話
神話の一類型―日本武尊
神話の類型
航海の時代
第3章 日本語の起源―環太平洋言語圏の一言語としての日本語
日本語「形成」論
比較言語学を超えて
地域類型論的アプローチ
トランスユーラシア語族との関連性
終章 まとめ
註
参考文献
前書きなど
●本書第1章より
日本語の起源を巡るこれまでの研究史からして、北方系(ウラル・アルタイ語)と南方系(オーストロネシア語)の重層的な成立を説くにしても、日本語の系統はやはり北方的・大陸的なものであり、南方系のものがあるとしても、音韻法・造語法・形態法・統辞法の体系といった北方的な構図の下に潜む異系の要素の一つと見る傾向があった。日本語の成立の底流にある、いわば基層として、オーストロネシア語が日本語に関与したことはなかったのか、あくまで語彙レベルにとどまり文法レベルで働いた形跡はないと見るべきであろうか。
上記内容は本書刊行時のものです。

