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「ロシア精神」の形成と現代
領域横断の試み
発行:松籟社
A5判
448ページ
上製
定価
5,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年12月20日
- 書店発売日
- 2025年1月14日
- 登録日
- 2024年11月28日
- 最終更新日
- 2025年1月9日
紹介
2022年2月のウクライナ侵攻以来、我々にとってロシアは不可解な国になってしまった感がある。
しかし、ロシアにはロシアの理があり、それを支える価値観がある。
ロシアの内在的な視点・論理を(それらへの同一化は慎重に避けながら)把握する必要性は減じていない。
本書は宗教学、文化人類学、文献学など様々な領域を横断しながら、「ロシア精神」の源泉、変容、そして現代におけるありようを探る。
目次
序章 失われた「ロシア」を求めて─想起と模索の30年から (高橋沙奈美)
第1章 人が呪文を必要とするとき─現代ロシア人の悩みと呪文 (藤原潤子)
第2章 人の心を燃え上がらせ、冷ます─ロシアの愛の呪文 (藤原潤子)
第3章 中世ロシアにおける宗教心のあり方─異教信仰「ロードとロージャニツァ」とは何か (三浦清美)
第4章 教皇特使アントニオ・ポッセヴィーノが見たイワン雷帝のロシア─中近世の北方外交における非国家エージェント (井上まどか)
第5章 危機の時代のロシアとニコライ2世崇敬─ロシアにおける犠牲者意識ナショナリズム (高橋沙奈美)
第6章 呪いと祟りをいかに克服するか─『ボリスとグレープについての物語』における語句、«НЕДОУМѢЮЩЕ, ЯКО ЖЕ БѢ ЛЕПО ПРЕЧЬСТЬНѢ» の解釈について (三浦清美)
第7章 ふたたび『イーゴリ軍記』とは何か─A.ウジャンコーフの著作に寄せて (三浦清美)
第8章 テオーシスとは何か─パノポリスのノンノスと『ラザロ復活に寄せる講話』から (三浦清美)
終章 「ロシア精神」と向き合うこと (三浦清美)
上記内容は本書刊行時のものです。