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ダリオ・フォー喜劇集 ダリオ・フォー(著) - 松籟社
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ダリオ・フォー喜劇集 (ダリオフォーキゲキシュウ)

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発行:松籟社
A5判
454ページ
上製
定価 3,500円+税
ISBN
978-4-87984-441-5   COPY
ISBN 13
9784879844415   COPY
ISBN 10h
4-87984-441-1   COPY
ISBN 10
4879844411   COPY
出版者記号
87984   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年7月18日
書店発売日
登録日
2023年6月27日
最終更新日
2023年7月13日
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紹介

イタリアのノーベル賞劇作家ダリオ・フォーの、本邦初の作品集。

現代イタリアを代表する劇作家・俳優ダリオ・フォー。政財界からローマ教皇庁にいたる体制の腐敗や横暴を戯画化するとともに、性差別や麻薬など様々な問題を抱える現代社会を痛烈に諷刺・批判してきた。その数多い作品群から精選した長編喜劇五編、一幕劇二編を収録し、日本ではあまり知られていなかった「反逆する道化」フォーの劇世界へ誘う。

目次

序 (ジョヴァンニ・デサンティス)

天使たちはピンボールをしない
アナーキストの事故死
払えない! 払わない!
クラクションを吹き鳴らせ
法王と魔女
泥棒もたまには役に立つ
開かれたカップル

解説 ダリオ・フォーとその演劇活動 (高田和文)

著者プロフィール

ダリオ・フォー  (フォー ダリオ)  (

ダリオ・フォー(Dario Fo, 1926-2016)

現代イタリアを代表する劇作家・俳優。戯曲執筆だけでなく、演出、舞台美術、衣装、振付け、音楽など演劇に関わるほとんど全ての仕事をこなした。
妻のフランカ・ラーメと劇団を結成、『天使たちはピンボールをしない』Gli arcangeli non giocano a flipperなどのヒット作を生み出す。一九六九年、ヨーロッパ中世の道化芸を現代に蘇らせたモノローグ劇『ミステーロ・ブッフォ』Mistero Buffoで多くの若者の支持を得、カウンターカルチャーの旗手と目される。以後も『アナーキストの事故死』Morte accidentale di un anarchicoや『払えない! 払わない!』Non si paga! Non si paga!『法王と魔女』Il Papa e la Stregaなどを発表、イタリア演劇界において「反体制」「異端」の姿勢を貫いた。
一九九七年、ノーベル文学賞を受賞。

フランカ・ラーメ  (ラーメ フランカ)  (

フランカ・ラーメ(Franca Rame, 1929-2013)

イタリアの俳優・劇作家。仮面即興劇コンメディア・デッラルテの伝統に連なる大衆演劇の俳優の家に生まれる。
ダリオ・フォーと結婚して劇団を結成、実生活と演劇活動の両方において生涯にわたるフォーのパートナーとなった。二人は劇作においても常に協力し、フォーの喜劇作品の大半はラーメとの共同作業から生れた。また、フォーの戯曲は全てラーメによる監修を経て出版社から刊行された。代表作として、『家とベッドと教会と』Tutta casa, letto e chiesa『開かれたカップル』Coppia aperta, quasi spalancata『よくある一日』Una giornata qualunqueなどがある。
フェミニズムや弱者救済のための社会活動に積極的に関与し、二〇〇六年から二〇〇八年まで上院議員を務めた。

高田 和文  (タカダ カズフミ)  (

高田和文(たかだ・かずふみ)

東京外国語大学大学院外国語研究科修了。静岡文化芸術大学名誉教授。元ローマ日本文化会館館長。
専攻はイタリア演劇、イタリア語、比較演劇。特に、ノーベル賞劇作家ダリオ・フォーの研究、翻訳。狂言とコンメディア・デッラルテの比較研究。
主な著書に、『話すためのイタリア語』(白水社)、『NHKスタンダード40イタリア語』(日本放送出版協会)、『イタリアの文化と日本』(共著、松籟社)など。訳書・翻訳に、ウーゴ・ロンファーニ『ストレーレルは語る』、アンドレア・ボチェッリ『沈黙の音楽』(いずれも早川書房)、ダリオ・フォー『払えないの? 払わないのよ!』(劇団民藝上演台本)、カルロ・ゴルドーニ『ミランドリーナ・宿の女主人』(劇団櫻花舎上演台本)などがある。
一九九九年、優れた翻訳劇に贈られる湯浅芳子賞を受賞。

ジョヴァンニ・デサンティス  (デサンティス ジョヴァンニ)  (監修

ジョヴァンニ・デサンティス(Giovanni Desantis)

イタリア文化会館・大阪館長。これまで上智大学講師をはじめ、在ニューヨーク伊領事館と在モスクワ伊大使館の文化担当官を務める。イタリア外務省の本省においては、海外大学との国際事業に従事。
専門は中世史、ビザンチン文化論、初期キリスト教研究、ルネサンス思想史など。
主要著作に、古典の伊語校訂版(I Popoli dell’India e i Brahmani di Pseudo-Palladio, L’Eranistes di Teodoreto di Cirro)、『イタリアの文化と日本』(共編著、松籟社)などがある。『新カトリック大事典』(研究社)収録の一三一項目を担当。

上記内容は本書刊行時のものです。