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クリスティナ・ロセッティの詩学とその周辺
発行:松籟社
四六判
232ページ
並製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年9月30日
- 書店発売日
- 2023年10月6日
- 登録日
- 2023年9月7日
- 最終更新日
- 2023年10月2日
紹介
19世紀英国ヴィクトリア朝の詩人クリスティナ・ロセッティ。平易な言葉遣いながら様々な技法が凝らされた彼女の詩には、読者を魅了する重層的な意味が潜んでいる。先駆者としての後期ロマン派詩人レティシア・ランドンや、ロマンティック・バレエとその原作小説についても考察しつつ、「象徴」「贈与」「異世界」というテーマを軸にロセッティの詩世界の多面性を探る。
目次
はじめに 本書の構成
第一部 象徴の詩学 クリスティナ・ロセッティ
1.「夢の国」と魂の眠り──前千年王国論と類比
2.予表論の「モンナ・インノミナータ」──ソネットのソネット
3.間接的に伝える──象徴と保留
4.「眠りの森」と「王子の旅」──ふたつの時と多重の声
第二部 死の贈与と再生─レティシア・ランドン(L.E.L.)とロセッティ
5.交換と死─ランドンのロマンス、「金いろの菫」
6.アフリカで死ぬということ──ランドンと死/詩の贈与
7.「ゴブリン・マーケット(小鬼の市)」の金と銀──コボルド、ランドン、ロセッティにおける贈与交換の系譜
第三部(番外編) 異世界/妖精の国へ──ウォルター・スコットとロマンティック・バレエ
8.スコット作『ラマムアの花嫁』──泉の妖精のロマンス
9.『ラ・シルフィード』と妖精譚『トリルビー』──境界に住むものたち
補遺 オックスフォード運動の宗教的象徴の詩学──類比と保留の概念
上記内容は本書刊行時のものです。