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デジタル時代における民主的空間としての図書館、アーカイブズ、博物館 久野 和子(監訳) - 松籟社
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デジタル時代における民主的空間としての図書館、アーカイブズ、博物館 (デジタルジダイニオケルミンシュテキクウカントシテノトショカンアーカイブズハクブツカン)
原書: Libraries, Archives and Museums as Democratic Spaces in a Digital Age

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発行:松籟社
B5判
368ページ
並製
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-87984-435-4   COPY
ISBN 13
9784879844354   COPY
ISBN 10h
4-87984-435-7   COPY
ISBN 10
4879844357   COPY
出版者記号
87984   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2022年12月31日
書店発売日
登録日
2023年2月2日
最終更新日
2023年5月30日
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紹介

図書館やアーカイブズ、博物館といった機関を、デジタル社会・多文化社会における物理的・複合的な「公共空間」として位置づけ、それぞれの機能と役割を考察する。欧州諸国を例に取り上げ、これら機関に関してどのような政策が採られているか、また現状や関係者の認識、課題等について具体的に分析する。

目次

1 はじめに 物理的な場所とバーチャルな空間:デジタル時代における図書館、アーカイブズ、博物館

第I部 政策
2 LAM機関:サービスと利用についての立法と統計の国際比較
3 デジタライゼーション(業務デジタル化)要請:LAM政策における技術の神聖化
4 諸制度はデジタル化へ向かう
5 LAM部門におけるデジタライゼーション(業務デジタル化)のためのノルウェーの国家政策:その要請と実施
6 ヴィシェグラード諸国におけるデジタル化の組織と資金調達
7 ノルウェー文化政策における制度的収斂と分散:中央政府のLAM組織1999–2019

第Ⅱ部 職業
8 LAM専門職員と公共圏:図書館司書、アーキビスト、学芸員は公共圏における各機関の役割をどのように認識しているのか
9 図書館、アーカイブズ、博物館における利用者の参加と関与に関する認識と意味
10 「いいね!」「シェア」「コメント」公共図書館や美術館によるフェイスブックの利用:ノルウェー・トロムソの事例研究
11 書架の間を読む:人生と仕事から見る図書館

第Ⅲ部 利用者
12 デジタル時代におけるLAM機関の利用
13 ドイツにおける図書館と民主主義: 一般人と専門職との認識の対比
14 公共図書館での民主的な共生、小さな公共、そして参加による解放
15 いる、学ぶ、活動する:子どもたちの宮殿? 利用者の視点から見たトゥイーンズ・ライブラリー
16 ノルウェーにおける図書館とサーミの人びと─同化と抵抗
17 ウィキ作業の喜び:デジタル環境における職人意識、フロー、自己外在化

著者プロフィール

久野 和子  (クノ カズコ)  (監訳

立命館大学教授。
主な業績に、『「第三の場」としての学校図書館:多様な「学び」「文化」「つながり」の共創』(松籟社, 2020)、「『社会的インフラ』としての図書館:アーレントの『公的領域』論に基づいた考察」(共著、『図書館の社会的機能と役割』松籟社, 2021)、「『場としての図書館』研究史序説:『第三の場』に焦点をあてて」(共著、『図書館研究の回顧と展望』松籟社, 2020)がある。

川崎 良孝  (カワサキ ヨシタカ)  (

京都大学名誉教授。
主な業績に、『アメリカ公立学校図書館史』(共訳、京都図書館情報学研究会, 2022)、『社会を映し出す『図書館の権利宣言』』(京都図書館情報学研究会, 2021)、『公立図書館の思想・実践・歴史』(共編, 松籟社, 2022)などがある。

三浦 太郎  (ミウラ タロウ)  (

明治大学文学部教授。 
主な業績に、『図書・図書館史』(編著、ミネルヴァ書房, 2019)、「日本の図書館史研究におけるオーラルヒストリー」(共著、『図書館研究の回顧と展望』松籟社, 2020)、「有山崧の図書館思想」(共著、『図書館の社会的機能と役割』松籟社, 2021)などがある。

松田 ユリ子  (マツダ ユリコ)  (

神奈川県立新羽高等学校学校司書。法政大学兼任講師。 
主な業績に、『学校図書館はカラフルな学びの場』(ぺりかん社, 2018)、『国際バカロレア教育と学校図書館:探究学習を支援する』(共訳, 学文社, 2021)、『学校図書館をハックする:学びのハブになるための10の方法』(共訳, 新評論, 2021)などがある。

鎌田 均  (カマタ ヒトシ)  (

京都ノートルダム女子大学准教授。
主な業績に、“When accurate information harms people: information on COVID-19 infection clusters in Japan”(Cosmopolitan Civil Societies, 13(2): 60-72, 2021)、“Understanding the information-seeking behavior of pharmacy college faculty, staff, and students: implications for improving embedded librarian services”(共著 Journal of the Medical Library Association, 109(2): 286-294, 2021)、「エンベディッド・ライブラリアンにみる図書館環境の変化」(『情報の科学と技術』68(1): 14-18, 2018)など。

山﨑 沙織  (ヤマザキ サオリ)  (

東京大学事務部。
主な業績に、『読めない母親』として集うことの分析:長野県 PTA 母親文庫の 1960年代から」(『社会学評論』66(1): 105-122, 2015)、「『本を読む母親たち』は誰と読んでいたのか:『創作グループ』の長野県 PTA 母親文庫からの離脱をめぐって」(『Library and Information Science』77: 117-148, 2017)、『続・読書と読者:読書、図書館、コミュニティについての研究成果』(共訳, 京都図書館情報学研究会, 2019)など。

上記内容は本書刊行時のものです。