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生まれつき翻訳
世界文学時代の現代小説
原書: Born Translated
発行:松籟社
A5判
456ページ
上製
定価
4,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年12月31日
- 書店発売日
- 2022年1月21日
- 登録日
- 2021年12月24日
- 最終更新日
- 2022年4月22日
書評掲載情報
2022-04-10 |
読売新聞
朝刊 評者: 辛島デイヴィッド(早稲田大学准教授・作家・翻訳家) |
2022-02-26 |
毎日新聞
朝刊 評者: 鴻巣友季子(翻訳家) |
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紹介
文学の翻訳と流通の規模が前代未聞なまでに拡大した今日、多くの小説は当初から翻訳を見越して書かれ、また、翻訳をその内部にあらかじめ組み入れている。
クッツェー、イシグロ、村上春樹、キャリル・フィリップス、デイヴィッド・ミッチェルといった作家たちの「生まれつき翻訳(ボーン・トランスレーテッド)」の作品は文学の生産・流通・受容をとりまくシステムをいかに利用し、取り込み、そして改変していくのか。
翻訳という営みから考究する、画期的な世界文学論。
ラヒリ、多和田葉子、イシグロを論じた日本語版特別寄稿「知らずに書く」を収録。
目次
序章 世界文学の今をめぐって
第一章 距離を置いた精読
第二章 シリーズ、リスト、そしてクローン
第三章 抽出、照合、計算
第四章 これはあなたの言語ではない
第五章 ボーン・トランスレーテッド&ボーン・デジタル
エピローグ マルティプルズ
日本語版特別寄稿 知らずに書く
上記内容は本書刊行時のものです。