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ベルギーの「移民」社会と文化
新たな文化的多層性に向けて
発行:松籟社
A5判
重さ 440g
320ページ
並製
定価
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年2月28日
- 書店発売日
- 2021年3月19日
- 登録日
- 2021年2月26日
- 最終更新日
- 2021年3月25日
紹介
世界的に「移民」の現状や背景への関心が高まっている。
そこではともすれば「移民〈問題〉」だけが注目されがちで、「移民」が文化的多様性の醸成や芸術活動の活性化に寄与する可能性は充分な検討がなされていない。
本書は、「移民」社会ベルギーを検討対象とし、「移民」をとりまく文化・芸術面での具体的な制度や方策、個々の芸術家や作品を取り上げ、「移民」の創造的側面を考察する。
目次
序章 ベルギー移民史─建国から現代まで─ (中條健志)
第1部 移民のための社会制度および政策
第1章 「市民化」を促す語学教育 (ルート・ヴァンバーレン)
第2章 市民としてのムスリムの子ども─宗教的・道徳的教育の場の確保と近年の動向─ (見原礼子)
第3章 「文化の多様性」をめぐって─芸術文化分野における政策アプローチと実践─ (井内千紗)
【コラム】ブリュッセルの裏道案内 (山本浩幸)
第2部 移民をめぐる文化実践
第4章 ウージェーヌ・ラールマンスが描いた19世紀末の「移民」と「郊外」 (吹田映子)
第5章 多文化都市ブリュッセルと向き合う「フラーンデレン」の舞台芸術 (井内千紗)
第6章 ケナン・ゴルグンにおける表象と多層的アイデンティティ─ベルギーのトルコ系移民二世作家─ (岩本和子)
第7章 ダルデンヌ兄弟の映画と移民たち (吉村和明)
第8章 ベルギーにおける音楽公演と異文化の影響 (正木裕子)
【コラム】移民の子としてのサルヴァトール・アダモ (高岡優希)
【コラム】「赤い悪魔」と移民の背景をもつ選手たち (石部尚登)
上記内容は本書刊行時のものです。