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敗残者 ファトス・コンゴリ(著) - 松籟社
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詳細画像 0
東欧の想像力 17

敗残者

発行:松籟社
四六判
272ページ
上製
価格 2,200円+税
ISBN
978-4-87984-388-3
Cコード
C0397
一般 全集・双書 外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年4月30日
書店発売日
登録日
2020年4月13日
最終更新日
2020年4月28日
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紹介

1991年、自国での生活に絶望したアルバニア人が多数、アドリア海を越えてイタリアへ渡った。「新天地」への船出――しかし、出発を間近に控えた乗客の中に、自ら船を下りてしまったひとりの男がいた。彼が思い起こす、「敗残者」としての人生とは。
無名の元数学教師ファトス・コンゴリを一躍、アルバニアの最重要作家の地位に押し上げたデビュー小説。

著者プロフィール

ファトス・コンゴリ  (ファトス コンゴリ)  (

アルバニア中部の工業都市エルバサンに生まれる。
アルバニアがソ連と事実上断絶し、親中国路線をとりつつあった時代に高等教育を受け、中国に留学、北京大学で数学を学ぶ。大学卒業後は数学教師を経て、文芸紙誌の編集者として働く。そのかたわら創作を続けていたが、労働党一党体制下では自作を一切公表しなかった。
1992年に初めて小説『敗残者』を発表。国内で大きな反響を呼んだ同書は、翻訳を通じてフランスを中心に西ヨーロッパで高い評価を得る。
『敗残者』刊行後は、独裁体制下の社会に潜む不安や狂気を描いた『屍』(1994)、自身の中国留学体験に基づいた『象牙の龍』(1999)などを発表、21世紀に入ってからも精力的に創作活動を続けている。各国語へ翻訳される作品も多く、イスマイル・カダレと並ぶ、アルバニアの最重要作家の一人である。

井浦 伊知郎  (イウラ イチロウ)  (

広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。
博士(文学)。 現在、福山国際外語学院校長。
専門はアルバニア言語学、バルカン言語学。
著書に『バルカンを知るための66章』(共著、明石書店)、『アルバニアインターナショナル』(社会評論社)、『東欧の想像力 現代東欧文学ガイド』(共著、松籟社)、訳書にイスマイル・カダレ『死者の軍隊の将軍』(松籟社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。