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宰相の象の物語 イヴォ・アンドリッチ(著) - 松籟社
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宰相の象の物語 (サイショウノゾウノモノガタリ)
原書: Priča o vezirovom slonu

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発行:松籟社
四六判
256ページ
上製
価格 2,200円+税
ISBN
978-4-87984-369-2   COPY
ISBN 13
9784879843692   COPY
ISBN 10h
4-87984-369-5   COPY
ISBN 10
4879843695   COPY
出版者記号
87984   COPY
Cコード
C0397  
0:一般 3:全集・双書 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年11月15日
書店発売日
登録日
2018年10月22日
最終更新日
2023年11月22日
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紹介

旧ユーゴスラヴィアを代表する作家イヴォ・アンドリッチの作品集。
表題作「宰相の象の物語」は、権力者の横暴を耐え忍び、それに抵抗する民衆の姿を描いた中編。恐怖政治を布く強大な権力者が、ふとした気まぐれから一頭の仔象を飼いはじめる。街中を無邪気に暴れまわる象は、人々の憎悪を集め――
ほかに、アンドリッチが自らの「小祖国」ボスニアを舞台に紡いだ3作品、「シナンの僧院に死す」「絨毯」「アニカの時代」を収録。

目次

宰相の象の物語
シナンの僧院に死す
絨毯
アニカの時代

解説 イヴォ・アンドリッチ─作家と作品─ (栗原成郎)

著者プロフィール

イヴォ・アンドリッチ  (アンドリッチ イヴォ)  (

ボスニアの地方都市トラーヴニク近郊で生を享ける。二歳の時に父が病没、父方の叔母夫妻のもとで育った。サライェヴォのギムナジウムに進学、独仏などの外国文学に親しむ。ザグレブ大学、ウィーン大学などで学業を修めつつ、創作にも取り組んだ。長じて外交官の道に進み、各国での勤務のかたわら創作も継続、1924年には最初の作品集『短編小説集』を刊行。1939年にはドイツ大使としてベルリンに駐在、ヒトラーの権勢を目の当たりにする。ドイツによるユーゴスラヴィア侵攻後、公職を退き、占領下のベオグラードで創作に専念した。ドイツ撤退後に公職復帰するとともに『ドリナの橋』をはじめ代表作を相次いで発表、作家としての地位を確立する。諸外国での翻訳紹介も進み、1961年には「自国の歴史の主題と運命を叙述し得た叙事詩的筆力に対して」ノーベル文学賞を授与された。1975年、82歳で死去。

栗原 成郎  (クリハラ シゲオ)  (

1934年、東京生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。
東京大学名誉教授。博士(文学)。専攻はスラヴ文献学・スラヴ言語文化論。

著書に『スラヴ吸血鬼伝説考』(河出書房新社)、『スラヴのことわざ』(ナウカ)、『ロシア民俗夜話』(丸善)、『ロシア異界幻想』(岩波書店)、『諺で読み解くロシアの人と社会』(東洋書店)などがある。
訳書にプーシキン『ボリース・ゴドゥノーフ』(『プーシキン全集』第三巻、河出書房新社)、アンドリッチ『呪われた中庭』(恒文社)、ブルリッチ=マジュラニッチ『昔々の昔から』(松籟社)、ポゴレーリスキイ『分身』(群像社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。